10月18日に放送されたテレビドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)第2話の視聴率が、12.1%だったことがわかった。この記録は、同局の火曜ドラマ枠で歴代最高の数字だという。
「TBSの火曜ドラマといえば、香里奈主演の『結婚式の前日に』や、武井咲主演の『せいせいするほど、愛してる』など、視聴率1ケタ台を連発していた枠です。しかし、今期の『逃げ恥』は1話終了後、個性的な物語や新垣らによるエンディングのダンスが『可愛い』と話題沸騰。2話では初回視聴率の10.2%を大きく上回り、歴代最高記録を樹立しました」(テレビ誌記者)
同ドラマは、主人公演じる新垣が、あるキッカケで会社員演じる星野源と契約結婚するという新感覚ラブコメディである。2話終了後も視聴者からは好評の声が飛び交っており、初回視聴率13.1%を記録した、同局放送の織田裕二主演「IQ246」を最終的に超える可能性も出てきた。
そして今回、ドラマの成功には裏番組の影響が大きく関係しているという。
「火曜22時台は、フジテレビが1996年以降、20年にわたりテレビドラマを放送していました。しかし近年、視聴率が苦戦し今年の9月で枠は廃止。ドラマは21時台へ移動となったのです。そして22時台に新たに始まったのが、芸人がゲテモノ料理を食べる企画などを行う『有吉弘行のダレトク!?』です。これによりドラマファンが、フジとTBSに分散することがなくなり、新垣主演ドラマの高視聴率に繋がったのでしょう」(前出・テレビ誌記者)
この秋からライバル番組がなくなったTBSの火曜ドラマ枠。新垣の魅力と共に、このまま視聴者を最終回まで引っ張ることができるだろうか。
(森嶋時生)