小池百合子東京都知事が立ち上げた政治塾「希望の塾」の開講式が30日、都内で開かれ、4827人の応募者から書類選考などを経た2902人が出席した。その中には、お笑い芸人のエド・はるみ、元テレビ朝日アナウンサーの龍円愛梨さんの姿があった。
今回の政治塾は“小池新党の布石では?”との警戒感が与党内に広がるなか、小池都知事は「批評家ではなく、実際にプレーヤーとなって参加してもらえる方向を目指したい」と語った。結局は“プレーヤーの育成=政治家の予備軍育成”のようだ。
今年から慶応大学大学院に通い、同塾に参加したエドは、報道陣からマイクを向けられると「基本的なことを学びたい。勉強しようと思って来ました」と話し、政治家転身については否定した。
また、現在は3歳になる長男と同じダウン症の子を持つ親のサポート機関を主宰している龍円も政治家転身を否定しつつ、「障害のある子を持つ家族が安心して暮らせる環境を作るため、何ができるのかを考えています」と話した。
この報道にネット民は「芸人より向いている」「エドは議員に向いてるかも」「都議選に立候補するなら、応援する」など、概ね好感を持っているようだ。
しかし、芸能ジャーナリストは「小池人気に乗りたい感は否めない」と言ってこう続ける。
「今年4月に番組でテレビ朝日退社後の人生と現在について明かした龍円さんは、お子さんがダウン症であることも話していました。ただ、ダウン症児の親の中には『子供の病気を利用するな』という意見もあります。龍円さんが仮に出馬しても、風向きは厳しいかもしれません」
龍円さんが“第2の今井絵理子”になれるかどうかは“微妙”のようだ。