熊本地震によって甚大な被害を受けた熊本城が、復興のための資金を提供してくれる「復興城主」の受付を11月1日から開始した。
これは1回につき1万円以上の寄附をした人を「復興城主」とするもので、復興城主は熊本市内の観光施設や協賛店舗でサービスを受けることができたり、熊本城の震災前後の写真を集めたブックレットが贈られる。さらに、芳名板をデジタル化してスクリーンに映し出す「デジタル芳名板」に名前が載る特典もつく。
「熊本城は2009年から『一口城主制度』を設けていて、1万円以上寄附した人の名前を天守閣の芳名板に記載しています。芳名板を見ると、妻夫木聡やスザンヌ、大山のぶ代など有名人の名前も見ることができるんです。その中でも特に目を引くのが『キン肉マンマリポーサ』の名前で、芳名板が完成した直後は一部で話題になりました」(週刊誌記者)
キン肉マンマリポーサとは漫画「キン肉マン」に登場する超人で、熊本城で主人公のキン肉マンたちと激しい戦いを繰り広げたキャラクター。“熊本城にゆかりのある人物”と言っていいだろう。そのため、寄附を行って一口城主になったようだ。
「漫画のキャラクターですから、実際はキン肉マンファンの誰かが名前をかたったのでしょう。芳名板は『埼玉県 キン肉マンマリポーサ』となっています。このエピソードはキン肉マンファンの間では深イイ話として伝説になりました。そこで今回も復興城主としてキン肉マンマリポーサが名乗りを上げるのかどうか、注目を集めているんです」(前出・週刊誌記者)
キン肉マンから「風格も実力もあり王になってもおかしくない人物」と評されたキン肉マンマリポーサ。きっと今回も芳名板にその名を刻んでくれるはずだ。