歌手の宇多田ヒカルが年末恒例の「NHK紅白歌合戦」に“VTR出演することが濃厚”と報じられたことに対し、ネット上で意見が真っ二つに割れ、激論が交わされている。
賛成擁護派は「デビューから一貫して辞退しているのだからVTRでもいいから目玉として出てほしいというのはわかる」「生じゃなくても宇多田が出れば画期的な出来事になる」と言うのだが、一方で反対派は「VTRなら出る必要なし!」「VTR出演ならユーチューブの動画を観るのとたいして変わらない」など、紅白は“生出演”でないと意味がないといった意見も多い。
宇多田は今年、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌として「花束を君に」を提供。ここ数年、朝ドラの主題歌を担当したアーティストがその年の紅白に出場することが恒例となっているだけに、宇多田の動向が注目されていた。
音楽誌のライターは「確かにVTRなら意味がない」と言う。
「2011年にレディー・ガガがVTR出演したことはありますが、異例中の異例でした。例えばミュージシャンとして初のノーベル文学賞を受賞したボブ・デュランがVTRで‥‥というなら納得できますけどね。宇多田はイギリス在住ですが、日本で仕事をしているのですから、紅白に出るなら生出演するのが筋だと思います」
紅白出場を拒否し続けてきた宇多田だけに、NHKの慣例にのるのかどうか、気になるところだ。