予想外の事態にファンはパニック状態だった。
欅坂46の平手友梨奈が右腕の上腕三頭筋損傷で全治1カ月と診断されたと発表されたのは去る1月13日。平手は昨年大みそかの「NHK紅白歌合戦」で、総合司会のウッチャンナンチャン・内村光良とのコラボで過呼吸のような症状がありながらパフォーマンスしたことで世間をザワつかせていたが、この日、1月31日と2月1日と予定されていた欅坂の日本武道館公演は欅坂のアンダーグループ「けやき坂46」の公演に振り替えとなることも発表された。平手のケガを知ったファンからは心配の声が上がるとともに、この武道館公演の変更の一報には悲しみの声も飛び交ったという。
「実は欅坂の1月31日からの公演の当選者発表は、この13日の夕方から夜にかけて予定されており、通常、17時頃までに発表されていたのに、この日はいくら待っても発表がなかった。ファンもソワソワしていて、22時になってようやく今回の発表があったんです。ファンも楽しみにしていた欅坂初の武道館公演ですから、平手のケガも心配とはいえ、まさか欅坂そのものの公演が中止になるとは想像していなかったようです。発表を焦らされたモヤモヤもあって不満を訴えるファンも多かったようです」(アイドル誌ライター)
公演中止が発表されたことにファンからは「平手ちゃんにはゆっくり休んでほしいけど、公演を中止するほどかな」「誰か平手ちゃんの代わりができるメンバーはいなかったの」などといった声が上がっている。
「今までの欅坂の全シングル表題曲でセンターを務めている平手の不在は致命的ですが、平手以外の20人のメンバーで穴埋めをすることはできなかったのかという点を主張するファンが多いですね。写真集の売り上げも好調で、かつてけやき坂との活動を兼任し、デビュー曲『サイレントマジョリティー』でも平手ポジションを担当した長濱ねるなど、人気メンバーもいるわけですからね。ただ、運営側がそのような最終決定を下したということはやはり100%にはほど遠いパフォーマンスになると判断したということ。この決定はファンももちろん残念でしょうが、誰よりも平手、そして、欅坂の他のメンバー一人一人も、悔しいことでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
一部では「平手と愉快な仲間たち」や「平手のワンマングループ」などとも言われている欅坂。今回辛い思いをしたことで他メンバーたちが奮起することを期待している。
(石田安竹)