11月24日、大みそか放送の「NHK紅白歌合戦」に出場するアーティストが発表されたが、「もう紅白なんて観ない!」といった声が“ある層”からあがっている。
和田アキ子が40回目の出場を逃したほか、AKB48の姉妹グループであるNMB48も落選し、AKBグループからはAKB48のみの出演になったり、9年連続で出演していたEXILEも出演しないなど、各グループのファンたちが悲鳴をあげている状態だ。そんななか、今回の出場者リストにいちばん不満を抱いているのがアニメファンだという。
「アニソン界の看板を背負っている水樹奈々が今年も出場しないことがわかり、落胆しているアニメファンが多いようです。水樹は09年に声優として初めて紅白の舞台に立ち、以降、6回連続で紅白出場を果たしましたが、昨年はまさかの落選。その水樹の代わりに、昨年はアニメ『ラブライブ!』の声優9名のアイドルユニット・μ’s(ミューズ)が出演しました。今年はアニメ映画『君の名は。』の音楽を担当したロックバンドのRADWIMPSの初出場が決定。ただ、アニメファンにとって同バンドはアニソン歌手とは認識されていません。ファンには『アニメ枠がついにゼロになった』と認識されているようで、視聴ボイコットをネット上で叫ぶ人もいます」(エンタメ誌記者)
「アニメ好きの楽しめる要素が何もなくなった」「奈々様だけでいいから出してほしかった」「アニメは日本の文化といいながら、NHKじゃジャニーズに比べてゴミのような扱い」など、ネット上ではアニメファンからの不満の声が連打されている。
和田の落選について「今年は総合的な判断で決定した」とコメントしているNHKにとっては、総合的に判断した結果、アニメファンは「君の名は。」でひとまとめにすれば満足するだろうと判断したのだろうか。
(田中康)