必死の反省も空しく、みごとにフルボッコだ。
11月27日に生放送された情報バラエティ番組「サンデー・ジャポン」(TBS系)で、元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が問題発言をしてしまい、世の女性たちの反感を買っている。
この日は、近畿大学法学部の学生がパーティで女性にお酒を大量に飲ませ、不適切な行為を行ったことで逮捕されたというニュースを取り上げ、出演者たちが真剣に持論を展開。杉村もそれに言及した。
杉村は「あのですね‥‥こういうのは言語道断。絶対ダメですよ」とコメントしながらも、逮捕された学生が女性をパーティに誘き出す餌として女性の飲食を無料にしたり、リムジンに乗れるなどと誘っていたこと、またその学生が「女は商品だ」というゲスすぎる発言をしていたという知人の証言からこんな発言を繰り出したのだ。
「でも、ちょっと視点変えると、商売のセンスは感じる気がするんですよね」
この失言にはスタジオの出演者たちをもポカン。西川史子が発言の真意を問うと杉村は、「あのね、つまりね、女性はただ、男性にお金を使わせるという話でしょ。例えば僕とデーブ(・スペクター)さんが2人で飲んでいて、酎ハイ1杯しか飲まないけど、そこに吉田(明世)アナがきたら、じゃあワインもう1本開けようかという話になりますよね」と、苦しまぎれに共演者を登場させて意味不明な例え話を披露。しかし、途中でスタジオの何とも言えない冷え切った空気に気付き、「申し訳ない! ちょっと(発言を)取り消していいですか」と謝罪した。
このコメント以降、杉村はエンディングまで一言も発することがなく、最後にMCの爆笑問題・田中裕二がCM中に杉村が自身の発言を悔やみ、泣いていたことを暴露。これを杉村は否定することもなく、「いや、もう‥‥ショックがデカすぎて。おのれのアホさ加減に‥‥申し訳ございませんでした」と、ただひたすら反省するのみだった。
しかし、いくら杉村が反省しようが、堂々と言ってしまったことをすぐに視聴者が忘れるわけがない。特に女性視聴者は「こいつは何を言ってるの?」「杉村が大学にいたら逮捕されていそう」「ゲス以下の男」など、猛烈に批判が殺到。
女性出演者の顔の険しさが発言の重大さを物語ったが、女性視聴者全員が同じ顔をしたとしたら、多数あった「準レギュラーから外すべき」という声もあながち冗談では済まされないかもしれない。
(佐伯シンジ)