北海道日本ハムファイターズの“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹投手が11月29日、今季年俸2300万円からのダウン提示を受け入れ、契約を更改した。これで2013年の推定3500万円から4年連続でのダウンとなったものの、来季も1軍最低年俸の1500万円以上はもらえるものと見られている。
その斎藤にはファンから「4年間で3勝しかしてないのにまだクビにならないのか」といった辛らつな声が飛んでいる。さらに、ダウンしたとはいえ28歳としては十分に高給取りな金額にも批判が集まっているよう。スポーツ誌のライターが説明する。
「今季の斎藤は8月を2軍で暮らすなど、登板数はわずか11試合に留まりました。もはや名実ともに彼の立ち位置は2軍選手であり、実力面で見れば1軍契約の年俸はもらいすぎでしょう。他のチームでは3年前のドラフト1位投手が2軍最低年俸ギリギリの450万円でサインした例もあり、斎藤の厚遇ぶりが目立ちますね」
斎藤はここ3年間で勝ち星を2勝、1勝、ゼロと減らしており、来季の活躍にも期待が持てない状況だ。そんな選手になぜ高給を払い続けるのか。だが斎藤にはそれだけの年俸をもらう理由があるというのだ。スポーツ誌のライターが続ける。
「実は今でも斎藤の集客力はバツグンに高く、彼が登板すると観客が5000人増えると言われるほど。内野自由席の当日券は2500円ですから、単純計算で1000万円以上の増収です。今季の斎藤はホームで2回先発しており、2000万円超の収益をあげたことになるので、自分の食い扶持程度はしっかり稼いだわけですね」
今季の優勝では、貢献していないのにビールかけに参加していたとして話題になった斎藤。そうやってメディアに取り上げられるうちは、チームに留まり続けることもできるのかもしれない。
(金田麻有)