政界を揺るがしたのは、前東京都知事・舛添要一氏(67)の政治資金の私的流用騒動だ。「厳しい第三者の目」で審査した末、ついに辞職に追い込まれた。
「不思議なもので、あれほど騒がれたのに覚えているのは『ゆったりたっぷりの~んびり』という、ホテル三日月のCMソングくらい。むしろ後任を決める都知事選に、『野党統一候補なら』と出馬表明した石田純一さん(62)のほうが記憶に残っています」(徳光氏)
そのホテル三日月は騒動後に、大繁盛したというから、「地方再生」には貢献したようだ。
舛添氏辞任後の都知事選に、統一候補で出馬したのは鳥越俊太郎氏(76)だった。しかし、選挙戦真っただ中に女性スキャンダルが飛び出す。過去、マスコミ志望の女子大生を別荘に誘い、「バージンだと病気だと思われるよ」と口説いたことが報じられた。
「ガンサバイバーの鳥越さんが、これほどまでに晩節を汚すことになるとは。私の周囲を見回しても、なかなか処女に巡り会う機会すらありません」(前出・徳光氏)
こんなセリフを言えることが、うらやましいとか。掟氏もこの意見に追従する。
「最近は、30歳過ぎて処女の女性が増えているようです。大事に取っておきたくなる気持ちはわかりますが、遅れれば遅れるほど恥ずかしくなる。『処女喪失は早いほうがいい』という理論は、もしかすると正しいのかも。性教育は時代とともに移り変わる。夜ばいなどの風習が残っている世代の鳥越さんにすれば、ごく普通の発言だったのでは」
この鳥越氏を「都民ファースト」で打ち砕いたのが「壊し屋」の異名を持つ小池百合子都知事(64)だ。
「小池さんは、お金よりも自己顕示欲の塊なんでしょう。選挙戦で『給料を半減する』と言うだけで、票が集まることを知っていた。都民の心情を理解したことで、結局のところ『百合子ファースト』に持っていったわけです」(前出・掟氏)
その選挙戦では、石原慎太郎氏(84)が小池知事を「大年増の厚化粧」と罵詈雑言を浴びせる舌禍騒動もあった。
「小池さんは厚化粧ではなく、必要な量を使ってるだけ。もしもスッピンで来たら、SPが誰だかわからなくて、それこそ大変なことになっちゃうよ。もう冬だから『冬眠ファースト』にしてあげて」(デーブ氏)
最後はアダルト部門から「陥没乳首」の高橋しょう子(23)がエントリー。
「感じると飛び出てくる、奥ゆかしい性格がにじみ出る乳首です。自意識過剰なデカ乳輪より、『飛び出てなくてスイマセン』という大和なでしこ的たたずまいがすばらしい! 陥没乳首こそが日本の宝と言えます」(前出・掟氏)
乳首は顔ほどにモノを語るのだ。審査“淫”長を名乗り出た、前出のデーブ氏が総括する。
「今年を振り返るとSMAPがベッキー騒動で、ベッキーが清原騒動で、清原がショーンK騒動でホッと一息ついた1年だった気がしてきます」
並みいる真っ黒な候補者たちを、ほっこり一掃した「ホラッチョ川上」が今年の裏流行語大賞に決定!