写真週刊誌「フライデー」に“薬物疑惑”を報じられた俳優の成宮寛貴が、12月9日、所属事務所を通じて芸能界引退を発表した。
このタイミングでの引退に“やはり疑惑は本当だったのか”という声もあるが、同日に事務所は尿検査が陰性だったことも発表していた。
成宮は書面で、『心から信頼していた友人に裏切られ複数の人達が仕掛けた罠に落ちてしまいました』と、綴っている。
真相はどうなのか、芸能ジャーナリストに聞いた。
「母子家庭だった成宮は14歳の時に母が他界。その後は進学せず、祖母と一緒に弟を育ててきました。そのための芸能界入りだったのは有名な話です。でも、その弟は大学院まで進み一流企業へ就職し結婚しました。成宮は真っ直ぐな性格です。もし本当に“陥れられた”のなら、そのことにこそ絶望し“もう、芸能界にいたくない”と思うのも当然ですし、なにより弟の家庭に迷惑をかけたくないと思ったのでしょう」
さらに、芸能界に入る前に新宿2丁目でアルバイトをしていたことで、いつまでもセクシャリティに関してあれこれ突かれるのにも嫌気が差していたという。
「彼は、働かせてくれた店に感謝しているし、そのことを隠してもいません。彼の書面にある『プライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと、自分にはもう耐えられそうにありません』という言葉がすべてでしょう。また、彼が主張通り潔白であれば、出演作品は残るし、放送されればいくばくかの収入も得られる可能性も残る。映画やテレビ関係者に迷惑はかけたくないという思いもあったのかもしれません」
本人が主張するように、疑惑が“潔白”ならば、ここまで追い込んだ「フライデー」の罪は重いが、成宮の引退で真相は藪の中となるのか‥‥。