振り返れば今年の芸能界は、スキャンダラスな1年だった。だが、視線を下げて見てみれば、鮮烈な艶濡れ場にあの手この手のサービスと、芸能美女たちの奮闘に思わず男性陣はニッコリ。というわけで、恒例「艶美女大賞」をむんむん発表!
栄えある2016年艶美女大賞、ノミネート候補。まずは粒ぞろいの「映画・ドラマ部門」から。
6月公開の「日本で一番悪い奴ら」(東映・日活)で、パーフェクトヌードで体当たりしたのが矢吹春奈(31)だ。映画パーソナリティのコトブキツカサ氏が猛プッシュする。
「昭和臭漂う実録映画の中での完脱ぎ肉厚ヌードがすばらしい。綾野剛相手に胸をワシづかみされるシーンはかつて『極妻』でかたせ梨乃が世良公則にがっつり揉まれるシーンを彷彿させます。年齢を重ねれば、極妻の和装も似合うはず」
矢吹の役柄はシャブ中のホステス。マル暴担当の刑事・綾野にラブホでベッドに押し倒されると、「こっちからがいいんでしょ」と背中の刺青を見せつけるように、よつんばいスタイルに変化。お尻を突き出してバックから貫かれ、歓喜の声を上げる、ホンバンさながらのセックスシーンは見応え十分だ。
続いてライターの松井修氏が推すのは、瀬戸内寂聴氏が「子宮作家」と称された問題作の映画化「花芯」(クロックワークス)で初ヌードを披露した村川絵梨(29)である。
「今年最大の収穫です。村川は夫の上司と不倫する人妻役ですが、その内に秘めた本能のままの情欲が、村川の淫靡な表情と哀感漂う細い肢体で、みごとに表現されていた。村川は朝ドラのヒロインまでやったことがありながら地味な印象の女優ですが、その地味さがこの映画では妙に実感があってソソります」
このフレッシュ濡れ場に対抗するのが、「無伴奏」(アークエンタテインメント)の成海璃子(24)。舞台は学生運動真っ盛りの60年代末、冒頭シーンで女子高生役の成海は教壇に立つと、「私たちは実にくだらない規則で縛られている」とアジり、「制服廃止」を訴える。上着、白ブラウスを脱ぎ去るとシュミーズ姿に。さらに、白ソックスを脱ぐために前屈した際には、シミちょろならぬ、胸チョロまでコボれ出るサービスシーンがあるのだ。
「冒頭の制服を脱ぐシーンにばかりに目が行きがちですが、合わせて斎藤工を相手に濡れ場を演じている遠藤新菜のヌードを見逃してはなりません。ハーフながら、意外にも和体形というギャップが妙に生々しい。今年のエロス新人賞に推したい」(前出・コトブキ氏)
続いては、「ピンクとグレー」(アスミック・エース)で初艶技の夏帆(25)。
「今年最も驚いたのが、彼女の濡れ場です」
と称賛を惜しまないのは、前出・松井氏である。
松井氏が続ける。
「男に片脚を抱え上げられてガンガン突かれるカラミがあり、体の露出はあまりないものの、R指定にならないのが不思議なほど。10代から清純派一筋の感がありましたが、20代半ばを迎えて本格派女優へと転機を図った作品と言えます」