今や“塩系男子”の象徴であり、俳優としても歌手としても大当たりの星野源(35)。そんな人気者が、昨年暮れのNHK紅白では見せなかった意外な素顔とは──。
1月4日に発表された「紅白歌合戦」の歌手別視聴率では、大トリの嵐(43.7%)に次いで、星野が歌った「恋」が第2位の42.9%を記録。審査員の新垣結衣(28)が社会現象となった「恋ダンス」に参加したことも視聴者を大いに喜ばせた。
昨年の星野は、そのガッキーと共演した「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)が、最終回で20%超え。さらに大河ドラマ「真田丸」でも、徳川秀忠役を好演。紅白で披露した「恋」はCDだけでなく、配信チャートでもトップを独走。まさしく“時代の寵児”となっている。
芸能界には珍しく、顔が薄い「塩系男子」で売れた稀有な例だが、そのアクのない顔だちと反比例するように「エロトークは特濃」という一面を持っている。
まず12年12月、くも膜下出血で入院生活を送っていた時のこと。星野は担当医に、こんな質問をしている。
「慰める行為はいいんでしょうか?」
激しい運動や辛い食事は禁じられているが、星野にとって最重要課題は「発射」だった。これには医師が涼しい顔でひと言。
「1カ月我慢しましょう」
退院した星野は、禁欲生活のあまり、デパートのマネキンにすら欲情したとラジオ「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)で明かすのだ。
星野は歌手としての所属はアミューズだが、ここにはサザンオールスターズの桑田佳祐(60)、そして福山雅治(47)と「大スターでも下ネタ大好き」の両先輩がいる。そのDNAをみごとに継承した形だが、まだまだ止まらない。さる音楽ライターが言う。
「星野のラジオに、下ネタとバブルのトークで売り出し中のロックユニット『ベッド・イン』がゲスト出演したんです。2人のうち、巨乳担当のちゃんまいが谷間をプルプルさせながら星野に迫った。星野はすかさず『揺れてますね、揺れてるおっぱいは大好きです』と即反応していました」
自身が手がける詞に関しても、エロい比喩のオンパレード。例えば15年に紅白に初出場した「SUN」のサビは「ずっとイキそうで射精させてもらえない感じ」であるらしい。
また、「君が振り返る時は ただ羽を広げさよなら」は、一見ロマンチックな歌詞であるが──、
「イッてしまったあとの、もう早くさよならしたいっていう男の最低な部分」
そんなことを星野は解説している。ラジオでは「夜の国性調査」や「A(アエギ声)-1グランプリ」など、エロコーナーが満載であり、リスナーが喜々として参加するそうだ。
おまけに星野といえば、芸能界きってのAVマニアという顔も持つ。14年に上梓したエッセイ集「蘇える変態」(マガジンハウス)では、熱い「AV愛」をつづっている。
〈セックスが好きでそれを職業にしたとして、それのどこが悪い。俺は音楽が好きで、芝居が好きで、文章が好きで、それを仕事にしている。それとセックスが好きで仕事にしていることになんの違いがあるのか〉
この言葉を実証するように、昨秋放送の「オールスター感謝祭」(TBS系)では、ゲームのアーチェリーに参加する時に、実にマニアックな前口上を公開。
「僕、家にいくつか『MUTEKI』があるので、僕も無敵だと思います」
そして同じチームの古田新太から「1番のお気に入りはたかしょー(高橋しょう子)」とバラされた。ラジオでもたびたび「これは最高傑作!」と絶賛しているが、週刊アサヒ芸能でコラムを連載中のたかしょー自身がエールに応えてくれた。
「ラジオでいつも星野源さんに応援していただいてうれしいし、光栄です! そのうち、ぜひラジオにも呼んでください(笑)」
アサ芸も、2人のために空けておきますよ!