歴代史上最低の視聴率39.2%を記録した「紅白歌合戦」。明暗を分けた総合司会コンビと、出演者たちの悲喜こもごもな舞台ウラをお届けしよう!
「第66回NHK紅白歌合戦」は、4年ぶりに紅組の勝利で幕を閉じた。目玉なし、サプライズなしで視聴率は大台割れ。目立ったのは迷走した演出だった。
氷川きよし(38)は大人数のラガーマンに囲まれて、なぜか喜色満面で熱唱。特別企画枠で復活した小林幸子(62)は、巨大衣装「メガ幸子」とともに登場して、動画配信サービスの「ニコニコ生放送」とコラボするも、説明不足でシニア世代には「?」の感じは否めなかっただろう。
本番前には総合司会に抜擢された黒柳徹子(82)の健康面が心配されていた。
「紅白の打ち合わせに顔を見せないことが続き、総合司会でコンビを組んだ有働由美子アナ(46)が『大丈夫なんですか?』と気にしていました」(NHK関係者)
紅白当日には、会場の駐車場から車椅子に乗って楽屋入りしたという。
それでも本番が始まるとオープニングで、「ちょっと声が大きいですかねー!」と絶叫して元気な様子を見せていたのだが、実際は「要介護」状態だったようだ。
「本番ではステージの袖に用意した椅子に座って休んだり、負担を考慮して、4回予定していた着替えを2回に減らしました」(前出・NHK関係者)
ステージに姿を見せた時も、出演者たちに支えられている様子がカメラに映し出され、健康不安説を払拭することはできなかった。
一方、有働アナは“一肌脱いで”盛り上げていた。大胆に胸元も背中もパックリ開いた黒いドレスに視聴者は拍手喝采。放送時間中にカウントしたところ、計81回にわたって胸の谷間を見せている。
第1部で見せつけたのは、30回。ヤマ場は星野源(34)とのトーク後、「ウフフ」とほほえみながら前かがみになった瞬間、ナニかを挟みたくなるほど最深の谷間があらわになった。
第2部では、ちょっと早めのお年玉とばかりに、感謝の51回。名場面はジャニーズグループ「嵐」とのトーク中でのこと。またもや前かがみになると、あわやポロリ寸前に。記録も記憶にも残った有働アナのサービスショットだったが、実は幻に終わる可能性があった。前出・NHK関係者が明かす。
「前年に総合司会をした時、肩甲骨を大胆に露わにしたドレスを着ていたのですが、(NHKの)籾井勝人会長が、『出演者より目立った人がいたな』とチクリと釘を刺しました。それで今回は魅せる衣装を自粛するか迷っていたのですが、番組プロデューサーから『華のある衣装なら見せてもOK』と快諾が出たのです」
モロ出し快諾で吹っ切れた有働アナは、紅白に向けてジムに通って、ボディラインが美しく見えるようにトレーニングしたという。本番終了後には、
「黒いドレスの下に赤いパンツはいていたんです~」
と、おまけとばかり報道陣にリップサービスをしたのだった。
2年ぶりに紅組司会を務めた綾瀬はるか(30)は“恒例”の天然ハプニングが予想されたが、台本が真っ赤になるくらい書き込んで挑戦。その成果もあってか、本番では「このあとはSMAPさん」と言おうとして、「このあとさん」と言い間違いをしただけ。
「本番後、満足そうにどや顔で控え室に戻りましたが、報道陣から『ノーミスでしたか』と質問されると、『‥‥濃密?』と聞き返していました」(スポーツ紙記者)
毎年、歌よりも「ご意見番」ぶりが話題の和田アキ子(65)は、イマイチ本領を発揮できなかったようだ。
「かつて話題になった小林幸子とのバトルについて記者から質問され、歯切れが悪く、イライラしていました」(前出・スポーツ紙記者)
「紅白引退」の森進一(68)は、一昨年末スポーツニッポンに書かれた「紅白50回出場定年発言」にいまだにご立腹。最後の紅白にもかかわらず、報道陣と目を合わせることもなく、一切の接触を避けていたという。
いっそ舞台ウラを放送したら、視聴率好調だったりして。