1月7日から放送されているドキュメンタリー風ドラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」(テレビ東京系)が、視聴者から大きな注目を集めている。今回の第1話では、人気子役の芦田愛菜が連続殺人鬼役を務めると発表された。
「この番組は山田が、海外のカンヌ映画祭に向けて映画制作に取り組むというドキュメンタリー風連続ドラマです。今回、山田は制作する映画の構想として、ヒッチハイクで人殺しを繰り返し、最後には親まで殺してしまうという身長2メートルの実在した殺人鬼、エド・ケンパーを映像化するとスタッフに提案。そこで殺人鬼を演じる役者を山田自らキャスティングし連れてきたのですが、その役者は男でなく、ランドセルを背負った芦田だったのです」(テレビ誌記者)
芦田が殺人鬼役を演じることは予め明かされていなかったため、放送後は「予想を遥かに超えた展開」と絶賛されツイッタートレンド入りするなど、視聴者の間で大きな話題となった。また芦田は番組にて、すでに山田から説明を受けており、殺人鬼を演じることを承諾したと語った。
今回、芦田の大胆な方向転換は、昨年の苦戦ドラマが影響している可能性があるという。
「芦田は昨年の春にドラマ『OUR HOUSE』(フジテレビ系)に出演したものの、視聴率は3%台を記録するなど低迷しました。そこで芦田は今までのようなイメージを引きずったホームドラマを続けるよりも、他の子役が誰も演じない殺人鬼役に挑み、演技の幅を広げようとしているのかもしれません」(前出・テレビ誌記者)
同ドラマは、女優の長澤まさみがナレーションを務め、今後も様々な豪華ゲストが出演するという。芦田は今回の演技を機に、役者としてさらなる高みに上ることができるだろうか。
(森嶋時生)