オリコンの1月30日付け週間CDシングルランキングにて、DAIGOが率いるBREAKERZの最新作「幾千の迷宮で 幾千の謎を解いて」が9位にランクインした。前作の「YAIBA」では通算16作目にして初のベストテン圏外に落ち込んでいたが、わずか1作で復帰を果たした形だ。だが音楽ライターは、この順位に喜んではいけないと指摘する。
「今作の推定売上枚数はわずか5373枚で、前作の推定6726枚から2割以上も落ち込んでいます。本来ならベストテン入りは無理な数字ですが、たまたま今週のラインアップにジャニーズや48/46グループ、有力アニソン歌手がいなかったため、ベストテンに滑り込めたに過ぎません」
当のDAIGOは昨年1月に女優の北川景子と入籍し、4月29日には盛大な披露宴も開催。超大型カップルの誕生として世間からも好意的に受け止められたばかりだ。だが熱心なファンの目は、世間一般とは異なっているという。音楽ライターが続ける。
「バンドマンの場合、結婚などのリア充が原因で、コアなファンが離れることは珍しくありません。たとえば昨年6月に結婚したflumpool・山村隆太の場合、結婚前にリリースしたシングル『夜は眠れるかい?』が3位だったのに対し、結婚後の『FREE YOUR MIND』は6位へとダウン。枚数的にはわずかな落ち込みですが、結婚がプラスの話題になっていないのは間違いありません」
その山村は月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ)への出演で、知名度と人気の向上を図っているようだ。一方でDAIGOはすでに知名度抜群で、これ以上の上積みを望むのは難しいのが現実。このままBREAKERZ人気がダダ下がるのを傍観するよりないのかもしれない。
(白根麻子)