法律違反の薬物で14年に逮捕された歌手のASKAが、逮捕後では初となるテレビ登場を果たした。2月15日に出身地・福岡のローカル番組「ももち浜ストア」(テレビ西日本)に出演したもので、黒ジャケットにルーズに締めたネクタイを合わせるなど、いかにもASKAらしい服装で健在ぶりを見せた。
「2月24日には59歳の誕生日を迎えるとあって老けた感じこそありましたが、とつとつとしゃべる様子におかしなところはなく、薬物をやっていたとは思えない落ち着きぶりでしたね。もっとゲッソリしていたり、視線が落ち着かない感じを想像していたので、ある意味で拍子抜けした感じです」(芸能ライター)
番組中でASKAは、地元・福岡への愛を込めた新曲の「FUKUOKA」を披露。ギターとピアノの生演奏だけを伴奏に歌いあげていたが、その姿にファンがガッカリしたというのだ。音楽ライターがつぶやく。
「目をつぶりながら渋い表情で歌いあげる姿はかつてと同じ。ただ加齢のせいか全体的にふっくらし、動きにもキレを失ってしまったためか、往時のオーラがすっかり消え失せていたのです。これでは歌好きのオジサンが自分の声に酔いしれながらカラオケを楽しんでいるのと一緒。この姿で『SAY YES』や『モーニングムーン』を歌われても、ファンもすっかり興ざめでしょうね」
とはいえ、ASKAよりも年上ながら、いまだに美声でファンを魅了するアーティストは数多い。やはり薬物の影響で失ってしまったものは少なくないのかもしれない。
(金田麻有)