アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が2月18日、新番組「ぐーちょきぱーてぃー」の収録を行った。これは2月24日に配信スタートするHuluの子供向け知育番組。ももクロは子供向け新ユニット「ももくろちゃんZ」として出演する。番組では百田夏菜子が「おひさまかなこちゃん」、玉井詩織が「たんぽぽしおりん」、佐々木彩夏が「ぽっぽーあーりん」、有安杏果が「もしもしももかちゃん」、高城れにが「れいにーれにちゃん」として登場。3~5歳児と一緒に歌、ダンス、お遊戯、お絵かきなどを遊びながら学んでいく。NHKの老舗幼児番組「おかあさんといっしょ」で「たいそうのお兄さん」を務めたひろみちお兄さんこと佐藤弘道が出演、監修を行うなど、本格派を目指しているという。
「うたのお姉さん」に憧れていたという百田は「小さな子たちの心に残るような番組にしたいです。みんなでぜひ観てください」と大いに意気込んでいる。5月3日には番組使用の楽曲を収めたアルバム「ぐーちょきぱーてぃー ~みんなノリノリー!~」をリリース。ももクロ曲を子供向けにアレンジしたバージョンなども収録する。
「一昨年、紅白歌合戦落選から売り方が一変。2016年はソロ活動を重視するようになった。百田はNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』に女優として出演、高城はラジオ番組『高城れにの週末ももクロ☆パンチ!!』を担当、玉井は『スカパー!音楽祭』などでMCを務めました。今回、ようやく全員が揃ったものの、幼児番組とは考えましたね。それも933円(税抜き)の有料配信番組とは。無料の老舗に太刀打ちできるか、いささか不安ですが、路線は間違っていないと思います。CD売上も落ち込んでいることだし、幼児の頃から『調教』すれば、ファンの裾野はぐんと広がるに違いありません。ももクロお得意の女性限定、男性限定コンサートに続いて、全国各地で親子限定コンサートを開催したり、保育園や幼稚園を訪問してCDの手売りだってできる。売り方しだいで大化けしそうです」(音楽ライター)
「おかあさんといっしょ」では、3月いっぱいで9年間、うたのお兄さんを担当した横山だいすけの卒業が発表された。ニューフェイスが定着する前に子供心をわしづかみだ。
(塩勢知央)