人気アイドルグループのももいろクローバーZが「ももくろちゃんZ」名義でリリースした最新アルバム「ぐーちょきぱーてぃー ~みんなノリノリー!~」が、5月15日付のオリコン週間アルバムランキングで初登場12位に終わった。別名義とは言え、ももクロのアルバムがベストテン圏外に転落したのは今回が初めてだ。
同じ週では℃-uteのベストアルバムが5位にランクインしたほか、Ange☆Reve(アンジュ レーヴ)のミニアルバム2作品も8位と9位にランクイン。ももクロが他の女性アイドルグループに負けてしまう形となった。この状況についてアイドル誌のライターが語る。
「6月に解散を控える℃-uteはともかく、世間的にはどマイナーなAnge☆Reveにも負けたのですから、ももクロにとって本アルバムが黒歴史になるのは確実でしょう。その一方でキャパ1000人未満の会場で頑張ってきたAnge☆Reveにしてみれば、スタジアムライブを満員にするももクロに勝ったことで下剋上を達成。まさにアイドル戦国時代を体現した形です」
アイドル業界的にはどうやら、今回の結果は興味深い目で見られているようだ。しかし人気のももクロがここまで惨敗したのはどうしたわけか。アイドル誌のライターが続ける。
「今回のアルバムはももクロが出演する子ども向け番組の『ぐーちょきぱーてぃー』(Hulu)から生まれたもの。オリジナル作品は数曲だけで、あとは童謡をももクロ風に歌ったものや、過去曲の“キッズとおどろうver.”などが収録されています。その意味では実験的なアルバムであり、『今回は静観』というファンも少なくなかったようです」
とはいえ5152枚(オリコン推定)という売上枚数がかなり寂しいものであることは確か。これがももクロにとって“終わりの始まり”でなければいいのだが‥‥。
(金田麻有)