当たり運のいい場所は、大型ショッピングモールや有名なアウトレットの名前がいくつも見受けられる。その中でも、埼玉県のイオンレイクタウンCCは絶好調だ。
「ここは一大アウトレット内の売り場で、08年9月に開店しました。最初の2年ほどはジャンボの大当たりに恵まれませんでしたが、昨年はサマーで1等、年末にもミニ1等と、まさに開眼。県下の代表的な売り場の一つになりそうな予感がします」
強運は売り場周辺の環境だけに左右されるわけではなさそうだ。和歌山県の新宮イオンCCは、主婦からも人気の売り場で、
「この店に巨大な招き猫が登場したのは13年の春。名前は新宮の『グーちゃん』です。ジャンボ発売のたびにお客さんとの交流イベントがあり、大好評です。ジャンケンをして勝つと、グッズプレゼントがある」
グーばかり出してジャンケンに弱~いグーちゃんだが、これがラッキーパワーの持ち主で、登場した年の年末ジャンボで1等、3年目の昨年の年末でも1等を出し、グリーン初制覇も期待できそうなのだ。
売り場推奨のラストは、購入者が国内最多(16年4月、日本宝くじ協会発表)の大阪府から。実は一覧表であげた南海難波駅構内1階売場の他に、山口氏がひそかに、5年ぶりの「億当たり」に期待する場所もあるという。
「布施ポッポアベニューCC(東大阪市長堂)です。12年のオータムと年末で1等を出したのち、億当たりは出ていませんが、ひいき客は多く、府内有数の人気店です。その魅力は、12年前から始まった『福娘』。窓口には恵美須屋さんや大黒さんなど、縁起のいい名字の販売員が並びます」
さて、では誰もが悩む購入方法と枚数はどうするか。
「昨年の年末ジャンボは1等7億円の他に、1等1億円のミニと1等1000万円のプチの3種類が発売された。それぞれ連番とバラで6種類になり、悩んだ方も多かったと思います。まずは夢の大きさですよね。今回のグリーンも『私は5億円狙い!』という人は連番、『前後賞の1億円で十分』という人はバラ。ジャンボはお祭りなので、私は思い切って両狙いの連番10枚、バラ20枚です。ただ20枚以下の人にはバラを勧めます。そのほうが結果の照合を楽しめますからね(笑)。宝くじは無理せずに楽しみながら継続買いすることが大切です。6種類になった年末ジャンボでは、5枚ずつ購入する人もいましたよ」
読者諸氏のもとに、幸運の女神が舞い降りることを祈る。