テリー じゃあ、そんな男はすぐフッたと。
葉加瀬 いえ、逆にフラれました。
テリー えっ、マイちゃんをフる男なんているの?
葉加瀬 はい、私、つきあうと重たいらしいんですよ(苦笑)。
テリー 例えば、どういうところが?
葉加瀬 私、彼氏のことは全部やってあげたくなっちゃうんです。喜びそうないろんなものを買ってあげたり、服装も私の好きなスタイルを押しつけたり。
テリー もしかして、服も買ってあげちゃうの?
葉加瀬 そうです。
テリー それ、男からすれば、幸せだと思うけどな。
葉加瀬 服だけじゃなくて、「食べ方が汚い」「もっと勉強しなさい」とか、所作から何から、全てに口出ししちゃうんですね。そうすると、あまりアカ抜けていなかった人でも、どんどんいい男になってモテ始めて、私のもとを巣立っていくんです(笑)。
テリー マイちゃん、最高のアゲマンじゃない!
葉加瀬 めちゃくちゃアゲマンですよ(笑)。私、ホントに別れた彼にいつも感謝されるんです。「俺はマイと出会って、仕事がうまくいった」とか。
テリー あとでマイちゃんのすごさに気づいて、彼が戻ってきたりはしないの?
葉加瀬 いえ、そこまでくると、もう私はお母さんみたいな感覚になっているみたいで。それはそれでよかったなって思うんですけど、いかんせん私も29歳なので、こればかり繰り返していたらまずいなって、最近思い始めました。
テリー そりゃそうだな。ところで、芸能界にはどういう経緯で?
葉加瀬 大学卒業後に「あいのり2」という番組の出演者募集に応募したのがきっかけです。
テリー 若い男女がワゴン車に乗って、いろいろな国を旅する恋愛ドキュメントバラエティだね。あれ、じゃあ、その時はまだタレントじゃなかったんだ?
葉加瀬 はい、大学を卒業してブラブラしていましたので。
テリー 何で就職しなかったの?
葉加瀬 親から「就職しなくていい」って言われてたんです。私自身も、卒業したら結婚するものだと思っていたので。
テリー あっ、その頃、そういう相手がいたんだ?
葉加瀬 それが、いなかったんですよ(笑)。小さい頃から、漠然とそういうふうに思い込んで生きてきたんです。でも、就職しないと毎日がすごくヒマで(笑)。
テリー ああ、その辺りも実にお嬢様だねェ。それで「あいのり2」に参加したと。
葉加瀬 はい、そのあとに事務所へ所属することになりました。
テリー あっという間にグラビアアイドルとしてブレイクしたから、すごいよね。(最新写真集「まみれる」を手に取って)今度出る写真集もお色気十分じゃないですか。
葉加瀬 ありがとうございます。放送作家の小山薫堂さんが初めてグラビア撮影に挑戦してくださって。私も限界ギリギリまで頑張りました。
テリー 今度、俺にも撮らせてくれよ。湯船に浮いてるオッパイをキレイに撮るからさァ。
葉加瀬 えーっ、どうしようかな。そんな写真集を見たら、またお母さんが驚いちゃいますから(笑)。