お笑いコンビ・おぎやはぎのとんでも体験が、3月23日のラジオ番組「JUNKおぎやはぎのメガネびいき」で明かされた。芸能ライターが振り返る。
「口火を切ったのは、小木博明でした。引っ越し初日に、10人くらいの集団に新居を覗き見されたというんです。目撃したのは新居を訪問した小木の親戚だった。入り組んだ住宅街で、通り抜けできないにもかかわらず、大人数でたむろする姿にただならぬものを感じたことから、ウォッチングを開始。なんと添乗員風の案内人の胸には『芸能人お宅ツアー』というバッジが付けられており、仰天したと小木にご注進したそうです。すると、今度はそれを聞いた相方の矢作兼が、昨年末に入籍したばかりの新妻の体験談を報告。タクシーに乗って自宅に到着した際、運転手に『ここ、おぎやはぎの矢作の家ですよ』と説明されたというんです。さすが芸人の妻、テンパることなく『あぁ、そうなんですか』と、おとぼけで返したそうですが」
実は小木は、もっとすごい体験談を聞きこんでいた。小木の妻は元歌手の森山奈歩。妻の実母は歌手の森山良子、弟は森山直太朗という芸能人一家だが、
「その昔、豪邸の森山家にはお宅見物に来る人がひきもきらずいた。家の中を覗き見たいあまり、しだいに行動がエスカレート。付近の電柱によじ登ってしまう輩まで出たといいます」(前出・芸能ライター)
ワイドショーデスクが解説する。
「個人情報保護が叫ばれる現代では考えられない、誰でもスターの秘密を共有できる時代がありました。ネットがなかったから、情報は紙媒体で広まった。週刊誌などでは、スターの記事に自宅写真や住所、家族の名前などが普通に掲載されたんです。だから簡単に情報が集められた。タクシー運転手が有名人の自宅を案内がてら遠回りして料金を上乗せすることもできました。田園調布に豪邸が立ち並んだ時代には、タクシーに乗るとやおら説明を始める話好きな運転手もいましてね。だから昨今は、生まれた子供の名前や性別はもちろん、プライベートを一切秘密にしている芸能人が増えてきている」
米・ビバリーヒルズでは、ハリウッドセレブたちの豪邸を巡るツアーが堂々と営業している。小木もジャパニーズ・セレブの仲間入りか。
(塩勢知央)