スポーツ

オープン戦最下位…巨人30億円大補強が生んだ「チーム崩壊」(3)メジャー移籍を示唆する菅野

 日本ハムからトレードで移籍してきた吉川光夫(28)も、3月19日の西武とのオープン戦に先発して6回4失点と精彩を欠き、開幕ローテーションは赤信号。

「首脳陣の頭の中には、山口俊と吉川で20勝はできるという計算があったが、もろくも崩れ去った。ベテラン左腕の内海哲也(34)、杉内俊哉(36)も調子が上がってこない。杉内自身も体の衰えを自覚し、『今年が最後になると思う』と弱音を吐いています。昨年、セーブ王のタイトルを獲得した澤村拓一(28)も、右肩痛で長期離脱の可能性が高い。山口鉄也(33)は勤続疲労が原因で不調に。計算できるのは菅野智之(27)とマイコラス(28)くらい」(球界関係者)

 WBCの準決勝、アメリカ戦で好投した菅野は、3月31日の中日戦での開幕登板が濃厚だが、こんな本音をこぼしていたという。

「準決勝敗退後のインタビューで『今日は人生をかけるくらいの気持ちでマウンドに上がった』と語りましたが、報道陣がいないところで『由伸さんにはついていきたくない』と漏らしていた」(NPB関係者)

 もちろん、高橋由伸監督(41)のことである。WBCでの好投で、メジャースカウトの菅野への評価は急上昇。菅野自身もカブスの上原浩治(41)を引き合いに出し、「上原さんは30歳を過ぎて挑戦して、成功した」と周囲に語るなど、海外FA権取得による移籍を視野に入れているという。

 そんな巨人は、野球賭博により、昨年3月に1年間の失格処分を受けた高木京介(27)の処分期間が満了。NPBに復帰申請書と意見書を提出し、コミッショナーの判断を待っている。

「そもそも処分が下される時から、復帰は密約的に進められていた。申請が認められれば、高木と育成選手契約を結ぶ方針です。もし巨人で戦力として使えるようなら、それはそれでいい。左の中継ぎは貴重だから。ダメならトレードという選択肢になる。リリーフ陣が手薄な楽天が当初から欲しがっていたから」(前出・球界関係者)

 投打ともに大きな不安を抱えて開幕戦を迎える巨人だが、広岡氏は高橋監督にエールを送ったという。

「この間、高橋とマネージャーを自宅に呼んだんですよ。それで私は『一度クビになったら、二度とユニホームを着ることができないぞ。だから後悔しないように、巨人軍の監督としての責任と自覚、強い信念を持ってしっかり取り組みなさい』と伝えましたよ。高橋は『1年目は遠慮している部分もあったけど、2年目はそれなりにやろうと思う』と言っていました」

 指揮官はチーム状態を立て直し、ペナントレースでは「それなり」の采配で浮上できるか──。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
須藤理彩を歩行不能にした太川陽介「過酷バス旅中毒」をいとうあさこが一刀両断