医師としてのモラルのかけらもない鬼畜行状。だがこれらは、氷山の一角である。週刊アサヒ芸能は医師との飲み会に参加した結果、被害にあったという別の女性Aさんに話を聞くことができた。松雪泰子似のスレンダーなタイプだが、彼女が「思い返したくもない出来事」「あの医者たちは一生許さない」と語る「地獄の一夜」とは──。
「2年前の夏、同業他社にいた知り合いの女の子から、『独身のお医者さんたちとの飲み会が恵比寿のイタリアンレストランであるから、一緒に来ない?』と誘われたんです。それで、一次会だけ顔を出すつもりで参加しました」
声を震わせながら打ち明ける20代のAさんは、事件当時、都内のアパレル関連会社に勤務していた。飲み会は土曜日の午後8時にスタート。
「大学病院に勤める30代前半の医師3人と、私を含めて女性2人の飲み会でした」(Aさん)
当初は男性3人、女性3人となる予定だったが、女性の1人が急用のため参加できなかったという。
Aさんによると、医師3人の第一印象はいずれも「自分が働く業界には少ないタイプの地味でおとなしそうな人」。1人は「芸人・波田陽区似の外科医」、もう1人は「俳優・ムロツヨシ似の内科医」、そしてもう1人は「元フィギュアスケート選手・織田信成似の内科医」だったという。
「男性陣に好みのタイプは1人もいなかった」
と振り返るAさんは、医師たちに「穏やかな雰囲気の人ばかりだった」「話しぶりが誠実」などと、いい印象を持った。
宴席は午後10時過ぎにいったんお開きになったものの、もう1人の女性が「もうちょっと、近くで飲もうよ」と言うので「それなら私も一杯だけ」と、Aさんもついていくことに。
「どうしてこの時に帰っておかなかったのか‥‥」
と彼女は唇をかむのだ。
2軒目に入ったのは、医師たちが常連だという、恵比寿駅近くのバーだった。
「一次会とは男性陣の雰囲気がガラッと変わったんです。この店で飲み始めて間もなく、場の異変に気がつきました。最初の店では話題にならなかった『セックスの相性』『初体験』といった下ネタを医者たちが話しだして、そろそろ帰ったほうがいいと思っていたやさき、外科医が『俺がみんなにおごるから!』とワインのボトルをオーダーしたんです。せっかく注文してくれたのに、自分だけ帰るのは悪いと考え、その場に残ることにしました」(Aさん)
Aさんが「最後の一杯」だと思っていたそのワインに口をつけたところ「めまいや耳鳴りがして、いきなり気持ち悪くなってしまった」というのだ。
しばらくトイレにこもったあとで席に戻ると「横になっていたほうがいい」と、ワインをオーダーした外科医と店のマスターから、ソファ席に案内され、
「翌日が休みだったので、朝まで寝かせてもらえればいいか、と油断していました」(Aさん)
だが、目が覚めた瞬間、彼女は地獄の底に突き落とされる。
「バーのソファで寝かされてから、一切の記憶がないんですが、気がついたら大きなベッドの上でお互い全裸になって、波田陽区似の外科医に“挿入”されているんです。叫ぼうとしても声が出ないし、力が入らない。今どこにいて何時なのかすらもわかりませんでした。他の2人の医者もベッドに腰掛けてニヤニヤしている。それから、かわるがわる3人に犯されました。恐怖と不快さのあまり、目をつぶっていることしかできず、何時間もの間、男3人にいいようにされていたんです」