沢尻エリカの主演ドラマ「母になる」(日本テレビ系)の第1話が4月12日に放送され、視聴率10.6%を記録。なんとか2桁には踏みとどまったものの、今後が不安視される低空発進となった。テレビ誌のライターがこの数字をひも解く。
「この水曜10時枠で初回放送が11%を割り込むのは、13年4月期の『雲の階段』以来、実に4年ぶりとなるワースト発進なんです。女優の主演作に限定すると、10年以降で該当するのは『東京全力少女』(9.0%)のみ。つまり沢尻は低視聴率女王の武井咲に肩を並べてしまった有様ですね」
まさかの結果となった沢尻だが、14年4月期の主演作「ファーストクラス」(フジテレビ系)では8年ぶりの連ドラ復帰で話題になり、作品の評判も良かったはず。決して数字を持ってないわけではなさそうだが、前出のテレビ誌ライターはこんな裏側を語る。
「その『ファーストクラス』は23時10分スタートの深夜枠で放送されていたんです。平均視聴率は8.0%でしたが、その時間帯なら大ヒットと言えますよね。同年の10月期には水曜10時枠で第2期を放送したものの、こちらは平均視聴率6.6%と低調な数字に。このように沢尻はさほどの数字を持っていないのです」
今回の日テレ水曜10時枠は、11年の「家政婦のミタ」から前クールの「東京タラレバ娘」まで話題作が目白押しの人気枠だ。そこに満を持して登場した沢尻だが、このままでは局の期待に応えることは難しいのかもしれない。
(金田麻有)