昨年末に解散した国民的グループのSMAP。解散騒動の中でメンバー間の関係が崩れ、特に木村拓哉と香取慎吾の確執が再起不能とまでなったことは周知の事実とされるほどだ。
解散を強硬に主張した香取に対し、木村が事務所側の立場を貫き続けたことから、不信感が限界を突破。信頼関係が修復できなくなったとされている。しかし2人の確執は、もはや10年以上前からあったと業界関係者が耳打ちする。
「04年のNHK大河ドラマ『新選組!』では香取が主役の近藤勇を演じたが、これに木村が大きく嫉妬していたようだ。木村の悲願は大河ドラマの主役だったが、4歳年下の香取に先を越されてしまう格好に。SMAPのなかでは自分が俳優として先頭を走っていると自負していたこともあり、木村は怒り心頭だったのでは」(業界関係者)
今でもSMAPで大河ドラマの主演経験を持つのは香取だけ。一方で木村は10年の「龍馬伝」や18年の「西郷どん」で主役を噂されたものの、それぞれ福山雅治と鈴木亮平に決まっている。それゆえ10年来の確執が解消することなく、先にSMAPの解散を迎えてしまう形となった。
「ファンの間では今でもSMAPの再結成を望む声が大きいが、確執を抱えたままケンカ別れとなってしまった木村と香取の関係が正常化しない限り、再結成など無理な話だろう」(前出・業界関係者)
デビュー当時のSMAPは決して恵まれた状況ではなく、木村と香取は苦楽をともにしてきた戦友だったはず。そんな2人が手を取り合う日は再び訪れるのだろうか。
(浦山信一)