サッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナが、コナミと和解したと海外のゲーム関連ウェブメディアが報じている。
きっかけはマラドーナが自身の肖像権をコナミが不当に使用しているとして法的措置を検討していると発表したこと。法廷闘争も予想されたが、急転直下の和解となった。
「サッカー関係の権利は極めて複雑です。個人が持っているケース、チームが所有している場合、国のサッカー協会が持っていることもあります。特にマラドーナのような昔の選手は権利関係がはっきりしないことも多い。コナミは許可を取っていたはずですが、マラドーナは納得しなかったようで法的措置を視野に入れていたようですね」(スポーツ紙サッカー担当記者)
コナミはマラドーナに対してゲーム出演にプラスして2020年までゲームのプロモーターとして起用することを提案し、お金を払うことで和解にこぎつけた。
「マラドーナに支払う金額をコナミは明らかにしませんでしたが、それなりの額になるはずです。マラドーナはうまくやったと言っていいのではないでしょうか。さすがは“神の手”の持ち主ですね」(前出・スポーツ紙サッカー担当記者)
5月7日には、マラドーナがUAEのクラブチーム「アル・フジャイラ」の監督に就任することが発表されたばかり。現役を引退しても「ゴールを決める」嗅覚はいまだ健在のようだ。