いよいよ5月30日から始まるセパ交流戦。05年のスタート以来、09年を除き、“パ高セ低”状態が続いている。かつては、観客動員面で大きくセ・リーグが引き離していたが、年々その差は接近。
「楽天の参入や日本ハム、ソフトバンクなど地域密着型のフランチャイズ制が功を奏して動員数も大幅にアップ。さらには、日本ハムの二刀流、大谷翔平を筆頭にスター選手もそろっていて、今や人気、実力ともにセがパの後塵を拝しています」(スポーツ紙記者)
そんな状況に読売グループの総帥でもある“ナベツネ”こと渡邉恒雄主筆だ。「渡邉氏は巨大戦力の持ち腐れを解消するように巨人幹部に号令。パが躍進した原因を巨人が分析した結果、DH制度にあるとの結論が出た。ほかにも打率が上がり試合時間も短縮されるというデータもあり、巨人が各球団に導入を働きかけているといいます。渡邉氏の頭の中には早稲田実業の“怪物”清宮幸太郎を獲得しDH起用するプランがある。そして、彼をテコに削減され続けている地上波放送を復活させ、巨人ブランドを取り戻すという野望が見え隠れします」(球界関係者)
5月23日発売の「週刊アサヒ芸能」(6月1日号)では、渡邉氏の「セ・リーグDH制」導入工作を詳報している。プロ野球ファンは一読してみてはどうか。