7月16日、ピースの又吉直樹の「火花」が芥川賞を受賞。お笑い芸人初の快挙となった。初の文学作品ながら、単行本は64万部の大ベストセラーに。本人は「自信はゼロでした」と謙遜していたが、作家からの評価も高く、受賞は有力視されていた。
「会見にはテレビカメラが20台以上も殺到。又吉は金屏風を前に、報道陣からコンビ名でもある“ピース”サインをうながされると、緊張でガチガチになりながら応じていました」(カメラマン)
気になるのは、「先生」となった又吉の収入だ。出版関係者が明かす。
「現在の発行部数で試算すると、『火花』の印税は約8300万円ほど。又吉の場合は、所属の吉本興業を経由して4000万円ほどが又吉に入るようです。しかし、本当に“おいしくなる”のはこれから。現在、4本のCMに出演している又吉のギャラ相場は高騰が確実。すでに複数の企業からオファーがあるようです。当然、テレビの仕事も急増する。その出演料も『芥川賞作家』の付加価値がつきますから、各局ともこれまでと同じというわけにはいかない。極めつけは映画化です。脚本を本人が手がけるのは確実。話題性抜群なので、大ヒットは間違いない。するとまた原作本がバカ売れする。“火花マネー”による収入はざっと見積もっても10億円はくだらないでしょう。そして、映画公開のタイミングで次作を発表すれば…もはや天文学的な金額になりそうです」
一方、史上最大の「格差コンビ」となった相方の綾部祐二はこの受賞に青ざめているだろう。これからはピースの又吉“じゃないほう”芸人として、相方に寄生するしかない!?