元横綱で現在はプロレスラーの曙(48)が角界のカネとオンナを赤裸々につづった“暴露本”を今月7日に出版。その中身とは─。
タイトルも「大相撲のぶっちゃけ話」(宝島社)というだけあって、“相撲界”という一般人にはうかがい知れない世界をかいま見せてくれる。中でも気になるのが、力士のカネとオンナの裏事情だろう。とりわけ、巨体を駆使したセックスには興味が湧くばかりだ。
〈あるとき、可愛がっている若い衆が、酒の席で女の子から、こんなことを聞かれていた。( 中略)「あのう、正常位、できます?」
その若いのは、とんでもないあんこ型で、体重は200キロに届こうかという勢いである。
「できるわけないじゃないでスか!」
その男、兄弟子から「こいつは騎乗位しかできません」といじられている。
もう、おわかりだろうが、簡単に言えば、ソップ型は可能であんこ型はアウトだ。その境目は体重である〉
さらにカネの話では、とんでもないスケールの話のオンパレード。優勝すれば1000万円、副賞はガソリンやビール1年分から、高級車や世界に1つしかない時計まで。さらに月給も加わり、横綱ともなれば年収は軽く1億円は超えるというから、その生活も桁違い。さらにはこんな話も‥‥。
〈この世界には寺切り(寺の賽銭箱の鍵を切って盗む行為が語源)という隠語もある通り、盗みを働いて辞めていくのもまれにいる。実際、ボクもやられたことがある。被害総額は7千万円。相撲界広しといえど、おそらく最高の被害額ではないだろうか。(中略)その事件から何年か経ったある日、兵庫の明石警察署から電話がかかってきた。
「この子に見覚えありますか?」差し出されたのは、当時部屋にいた若い衆だった。聞けば、若い衆が同級生とグループで犯行を重ね、総額3億円ぐらい盗んでいたという〉
しかも犯人の若い衆の実家は金持ちであったが、曙の被害額を親に伝えると、「知らない、縁を切った」の一点張りで、最終的には返ってこなかったという。
元日本相撲協会外部委員のやくみつる氏もこう評する。
「曙は横綱のプライドもあり、世話になった業界に砂をかけるような人ではないので、内容的に安心しました。もしこれが朝青龍だったら‥‥。自身の交友関係やモンゴル人同士の『土俵上での連帯意識』など、非常にややこしい部分を知っているのではと推察してしまいます」
現役時代とは違って、やや押しが弱かった今回の“暴露本”。次は朝青龍に期待か!?