こうした満島の演技を秋本氏は、「いい意味で常識ハズレ」と絶賛。
「知名度もあるし、今年はドラマ『カルテット』(TBS系)で好演し、資生堂や東芝などの大手とCM契約中です。例えば、同世代で同じような活躍をしている長澤まさみは、舞台では際どいシーンを見せているものの、がんじがらめの状況で完脱ぎする可能性はゼロに等しい。でも、それが最近の芸能界の常識なんです。まさに彼女は、その意味でも常識ハズレなのでしょう」
しかし、彼女が“規格外”なのは今に始まったことではない。アイドルから女優に転身したばかりの09年からすでに兆候はあった。
「彼女がその名を知らしめたのは園子温監督の映画『愛のむきだし』(ファントム・フィルム)ですが、純白の生パンティを大開脚で惜しげもなく見せたり、安藤サクラと濃厚なキスや愛撫を見せたり、あげく、過激なオナニーも披露しました」(映画関係者)
問題のシーンでは、ベッド上で恋の相手を思い出し、大股を開くと、クリトリスや膣の影が浮き出るのかと錯覚するほど、自身のアソコをグイグイと指で刺激し、恍惚の表情を浮かべる‥‥さながらAV顔負けのそんなシーンは、ほんの数秒間ながら強烈なインパクトを残した。
「同作で各映画新人賞を総なめにすると、映画『カケラ』(ピクチャーズデプト)では、役作りのために地ワキ毛を生やし、黒々としたそれを見せつけながら濡れ場を演じたりと、とにかく一切の妥協をしません」(前出・映画関係者)
今や数少ない“ハマる”体当たり女優と言えよう。
「それはプライベートでも同じでした。10代~20代前半まで、彼女はとても自由奔放で恋多き女性として、周囲の男たちを魅了してきました。ですが、さる映画監督に出会い、交際を始めたら一変。彼一筋に、どっぷり“ハマって”しまいました。その監督はいいかげんなヤツでして、いくら満島が更生しようとしても、のれんに腕押し。結局、見切りをつけた満島は彼を捨てたんですがね」(前出・映画関係者)
男は満島にフラれ「映画作りに支障を来すほど」だったという。そんな傷心の元カレなどおかまいなしに、すぐに石井裕也監督と結婚し、離婚。そして永山との交際。このフットワークの軽さは「女優としての肥やしになっている」と、前出の秋本氏は分析する。
「本作も、プライベートを糧に“映画で勝負したい”という意気込みが伝わってきます。男前です、見直しました」
同世代女優たちから一歩も、二歩も抜きん出た満島は、次は何を魅せてくれるのだろうか。