さて、こうした面接がエスカレートした結果、フジは先のとおりカトパンにポーズを要求したものの、さすがに人事部は「訴えられるかも」と、危惧したという。
「カトパンの面接が行われた07年頃からコンプライアンス意識の高まりを受けて、在京キー局を皮切りに“自発的な色香”を求める面接が主流となったんです」(A氏)
自発的な色香とは何とも聞きなれない言葉だが、A氏によれば「一見、普通の質問を投げかけつつ、女子アナ志願者から自発的にエロい反応を求める面接」とのことで、「セクハラで訴えられるリスクなしに、セクシーな反応を引き出すことができる」という画期的な面接方式なのだという。
2000年代後半から現在まで続いている自発的セクシーの潮流について、先とは別のテレビ局関係者B氏が解説する。
「確かに近年、女子アナ志望者側からのセクシーアピールが目立つようになりましたね。多くの局の入社面接で『あなたのキメ顔を作ってみてください』という要求がされているんですが、今や伝説となっているのは、14年にTBSに入社した宇垣美里アナ(26)。この要求に彼女はGカップのロケット乳をグッと寄せ、『面接官の股間に雷が落ちた』と語り継がれるほどセクシーな“イキ顔”を披露したというんです」
宇垣アナが入社面接で見せた“伝説的イキ顔”は他の女子アナ志願者たちにも大きな影響を与えたという。
「この話は各大学のアナウンス研究会で話題となり、女子アナ志望の就活生の間に広がって、今ではイキ顔を見せる気満々の女子アナ志願者が続出。面接する局サイドも完全にイキ顔見たさから、彼女たちに『キメ顔をしてください』だの、『朝の顔と夜の顔を見せてください』だの、顔を駆使する質問をしています」
聞けば、あの人気アナもイキ顔でみごとに採用通知を手にしたというではないか。
「フジの宮司愛海アナ(25)ですよ。あのポッテリした唇をほてらせたセクシーフェイスを面接で披露し、みごと合格に至ったと言われています。宇垣アナの伝説が誕生して以降、有名なアナウンサー養成セミナーでも『原稿を読むのがヘタならイキ顔で勝負しろ!』『“読める人材”以外はエロい順に採用される!』といった格言まで飛び出しています」(B氏)