関西発のジャニーズアイドルは、カッコよさ以上に「おもしろさ」が求められる。その「おもしろアイドル」の初代にあたるKinKi Kids、2代目の関ジャニ∞、もっとも新しいジャニーズWESTと要求される笑いのスキルは、年々高まっている。スポーツ新聞の芸能記者によると、芸人をめざした過去がある関西系ジャニーズアイドルは少なくないという。
「有名なところでは、KinKiの堂本剛。物心がついたときから大のお笑い好きで、小学生の時には“水菜の煮たやつ”というトリオを結成していました。友だちの前でネタを披露していて、将来は吉本興業に入りたかったそう。でも、8歳から関西の児童劇団に所属していて、“堂本直宏”という芸名で活動していたため、親の言うとおり、ジャニーズの道に進みました」
剛の後輩にあたる関ジャニは、ライブで漫才をするほど芸人に近い存在。安田章大と丸山隆平による漫才コンビ・山田は、まだ大阪の松竹座でコンサートを行なっていた時代に誕生した。コンビ名の由来は、丸山の“山”と安田の“田”だ。
「その関ジャニの村上信五は、昔から一貫して3枚目キャラ。中学生の時は将来、大阪NSC(吉本総合芸能学院)に通って、高校卒業と同時に芸人になりたかったとか。しかし、中学時代にV6がデビューすると、クラスの子から『むっちゃん(村上の愛称)もイケるんちゃう?』ともてはやされて、履歴書を郵送。1人では恥ずかしくて前の席の男子も誘うと、彼は落ちて、村上だけが合格しました」(前出・スポーツ紙芸能記者)
村上はその年の年末には、ジャニー喜多川社長に連れられ、KinKiの大阪城ホール公演に突如出演させられた。今年の「M-1グランプリ2017」は現在、エントリー受付中。ジャニーズアイドルがサンパチマイクの前でしゃべる姿、観てみたいかも!?
(北村ともこ)