業績低下に歯止めがかからず、今年上半期は赤字との報道も出たフジテレビ。その影響が連続ドラマの打ち上げに表れたようだ。真木よう子主演のドラマ「セシルのもくろみ」の打ち上げが9月4日に催されたが、その会場が何と社員食堂だったというのである。
9月12日発売の週刊誌「女性自身」によると、この打ち上げはフジテレビの湾岸スタジオ内で行われたという。その場所についてテレビ誌のライターが耳打ちする。
「同誌に掲載された写真から、この会場が湾岸スタジオの4階にある社員食堂の『AOMI』であることは明らか。ここは数百人が一度に食事できる広さがあり、ちょっとしたステージも設けられていることから、番組収録や発表会の会場にも使われる多目的スペースとなっています。特番やイベントの打ち上げ会場に使われることもありますが、さすがに著名タレントが多数参加する連続ドラマの打ち上げが社員食堂とはあまりにも寂しすぎますね」
しかし現在の業績では、視聴率が低迷したドラマの打ち上げをレストランで行う余裕はないというのだ。
「フジテレビでは四半期ごとに改編記者発表会や業績発表会を行なっており、これまではホテルの宴会場を使っていたのですが、9月4日の発表会は予算削減のために同局内で行われました。しかも今年、番組制作費を削減したのはキー局のなかではフジテレビだけ。もはや打ち上げ自体を取りやめにしたいくらいかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
せめて月9ドラマの打ち上げくらいは、もっとマシな場所で開催してもらいたいものだ。
(白根麻子)