女優の鈴木砂羽が初演出を手掛ける舞台で、出演者2人が鈴木による「人道にもとる数々の行為」があったとして出演をキャンセルしたことが波紋を広げている。
鈴木に対して抗議しているのは、ともに同じ芸能事務所に所属する女優の鳳恵弥と牧野美千子。
9月13日から18日にかけて都内で上演される舞台「結婚の条件」に出演を予定していたものの、鈴木に「土下座を強要された」と両者は所属事務所を通して告発して出演を辞退。
舞台の初日となる13日、詰めかけた報道陣に対して鈴木は「土下座させた事実はありません」と完全否定したものの、真相は明らかになっていない。
今回の騒動を受け、鈴木に近い人物に話を聞くと──。
「鈴木さんは基本的には“気配りの人”で、末端のスタッフにもやさしく接する人。ただ、怒った時はものすごく怖いですね」と語るのは、これまでたびたび、鈴木に原稿依頼をしているという編集者だ。
以前、鈴木から「今でも忘れられない“すさまじい怒り”を受けた」という同氏。鈴木が見せた“すさまじい憤怒”とは?
「私のミスで、彼女の書いた文章を許可なく改変したまま掲載してしまったのですが『いったい、どうなってんの!』『こんなのプロの仕事じゃない!』と20分ぐらい電話でどやされました。いまでも夢に出てくるぐらい怖かったですね」
同氏は、すぐさま急いで鈴木のもとに謝罪に行ったという。ところが──。
「電話での怒りがウソのように穏やかだったんですよ。『誰にだってミスはあるから』とフォローしてくれました。いわゆる“瞬間湯沸かし器”的な側面はありますが、基本的にはやさしい方です」
双方の言い分が食い違う「土下座強要騒動」。真相が明らかになる日はくるか。
(白川健一)