女優の水原希子に災難が続いている。
9月7日、飲料メーカーの公式ツイッターが彼女出演するビールCM動画を紹介したところ、投稿欄に彼女が韓国人とアメリカ人のハーフであることと絡めて、差別的なコメントが相次いで寄せられる事態となったことは記憶に新しい。メーカー側も困惑し、遺憾のコメントを出したほどだ。
「彼女がここまでヘイトの標的になっていることにメーカー側もビックリしたと思いますが、こればかりは本当に気の毒な話。しかも、追い打ちをかけるように水原は本業の女優でも災難が続いてしまったんです」(週刊誌記者)
というのも、サブカルコミックの原作で、妻夫木聡とW主演をはたした映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男をすべて狂わせるガール」が予想を大きく下回る「大爆死」となってしまったのだ。
「公開前は水原もテレビなどに多数出演して宣伝にいそしんだ『奥田民生に──』。ところが9月16日に257スクリーンと大々的に公開されるも、初日から『各回で観客が平均10人以下』というネット情報も飛び交うなど、まったくの不入り。初週の土日で7500万円では、おそらく最終で興収3~4億円。水原自身はなかなかの“狂わせガール”ぶりを熱演しているんですが、ヘイト騒動があったばかりというタイミングに関連させて、もともと水原嫌いのネット住民から『水原だから爆死した』といった批判コメントも増産されています。一昨年の超大作『進撃の巨人』2部作でもなぜか大コケ戦犯の1人にされていましたし、こんなことが続くと、今後は主演扱いの映画はなくなるかもしれません」(CD&DVD専門誌記者)
この記者の証言どおり、ネット上には、「ほんとにガラガラだった。希子ちゃんはけっこう色っぽくてよかったけどな~」といった擁護の声もある一方で、「新垣結衣なら絶対見たのに」「この人が主演というだけでゴメンナサイです」「これだけ嫌われてるのに(水原を)使うほうがバカ」など、ヘイトの続きのようなコメントがアップされている。
今後、彼女をキャスティングする際には各方面から細心の注意が払われるはずだが、心ないヘイトにこそ具体的なメスを入れる必要があるはずだ。
(飯野さつき)