50歳を越えると、人は容姿や体力、気力などはどんどん衰えていくもの。だが、「英雄色を好む」ということわざがあるように、歴史上には、驚くほどパワフルで長寿の偉人たちがしばしば登場する。
“できることならあやかりたい”と思う、その若さはどうすれば手に入るのか。現在、その方法のひとつとして熱い注目を浴びているのが、老化スピードを遅らせることを目的とした抗老化医学、すなわち「アンチエイジング」である。実は、その必要不可欠な鍵として、セックスが欧米をはじめとした全世界で注目され始めているというのだ。
例えば、英国の研究チームは45~59歳の中高年男性918人を対象に射精の回数と死亡率について10年間追跡。結果、1カ月に1度もセックスしていない人は1週間に2回以上セックスしている人に比べて死亡率が2倍以上も高かった、という結果を導き出した。
また、米国の心理学者、ジョイ・デビッドソン博士らは、セックスが心疾患のリスク低下のほか、ストレス緩和や免疫力向上などにも寄与していることを突き止めて、「セックスで得られる驚くべき10の健康効果」として医学サイトに発表、大きな衝撃を与えたことは記憶に新しい。
各方面で活躍中の女医・山下真理子も、セックスを行うことで、さまざまな脳内物質やホルモン分泌が促され、心と体を健康にするアンチエイジング効果につながる、と語る。
「セックスでは受動的でいるより能動的に色々なアプローチをすべき。相手を喜ばせることが、ひいては自分の心と体を刺激し、興奮を高めてくれるアンチエイジングにつながるということです」
現在発売中の「週刊アサヒ芸能」10/12号の特集「50代からの新『SEX健康法』」では、さらにさまざまな事例や科学的根拠をもって、セックスで若さを取り戻す方法に迫っている。
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