長利氏が出目傾向について解説する。
「01年からスタートしたオータムジャンボの1等の当せん番号を見ていくと、組番号や10万台の出目の隔たりがあまり見当たりません。出現頻度もほぼ均等ですし、間隔も不規則で、どこからでも狙えそうです。ただし、その中で唯一『13万台』だけが、まだ一度も出現していないんです」
ギャンブルの格言では、「死に目は出現するまで狙うな」が鉄則だが‥‥。
「でも、今回は名称変更で“潮目”が変わる気配があります。01年からの7年間は、1ユニットに1等が2本ありました。これを『第1期』として、1等が1ユニットに1本になった08年から昨年までを『第2期』とすると、『第1期』では1等14本のうち『14万台』が4回も出現しています。
ところが『第2期』になったとたん、『14万台』がピタリと止まってしまいました。まさに“潮目”が変わったように映ります。名称変更となった今年を『第3期』と見れば、過去16年の歴史の中で唯一、1等で出現していない『13万台』が飛び出しても、驚きません」(前出・長利氏)
名称変更に伴い、もう一つ特徴的なのが、ミニに前後賞が加わったこと。しかも、配当総額は1ユニット14億5000万円。これはハロウィンジャンボよりも1010万円も多く還元率がアップされている。
前出・長利氏が話す。
「1等は3000万円で、前後賞が1000万円の最高5000万円。ミニにも前後賞ができたことで、前後賞でも1000万円長者の仲間入りが可能になりました。どうしても5000万円を狙いたいという方は連番で購入する必要があるものの、そうでない方はミニをバラで10枚買うと、約3万分の1の確率で1000万円以上に当せんします。いつもは億万長者を目指してジャンボ中心に購入している人も、今回はミニへの挑戦を考えてみてはどうでしょうか。もし30枚の購入予定であれば、ジャンボをバラで10枚、ミニをバラで20枚を推奨します」
10枚購入時の1000万円以上が当たる確率を見ると、ジャンボの連番が70万分の1で、バラが20万分の1。ミニは連番が8万分の1で、バラが3万分の1とこちらのほうが高確率。さらに昨年のオータムと比較すると、今回はジャンボ、ミニを合わせて100万円以上が約1.5倍の270本も用意されている。
増額リニューアルされた「ハロウィンジャンボ宝くじ」は、バットを短く持っての“ミート狙い”でもよさそうだ。