「一部のファンの間では、これを『バラ筋』と呼んでいます。売り場で購入する時も、とても簡単です。10枚セット売りの1番上の組番号を見て、2つの数字を足すだけですから」
ラッキーナンバーで狙ってみたり、「誕生月と誕生日がそろっているから」という理由の人もいる。そのうえ、売り場が混んでいる時間帯でも、周囲に迷惑をかけずに購入できる手軽さもあって、にわかに人気を集めているという。
ただし、気をつけたいのは、売り場が独自にセットしたバラ券10枚だと、末尾こそ「0~9」と並んでいても、組番号が不規則ということもある。専用の袋に入っているかどうか、売り場での確認は必要だ。
そして今回、長利氏が「バラ筋狙い」を推奨するのは、もう1つ理由がある。
「オータムジャンボは1等の当せん番号の組十位が『5』だった翌年、バラ筋は必ず奇数という法則が見られます。また1等の組一位が『6』の時の翌年もまた、バラ筋は必ず奇数が出現しています。昨年は1等の組十位が『5』、さらに組一位も『6』でした」
がぜん、今年は「奇数のバラ筋」に期待が持てそうだが、その中でも、長利氏は「バラ筋の9」に注目している。
「過去、オータムジャンボの1等で最も多く出ているバラ筋は『7』と『9』の5回。続いて4回の『1』です。奇数の中でもこの3つがオススメなのですが、私は過去3年で2回出現している『9』を中心に購入したいと思っています」
1等3億円の当せん確率は1000万分の1と厳しいハードルだけに、バラ筋で組番号を狙い撃てば、その確率は10万分の1まで上げられることになるわけだ。
ただ、やはり前後賞合わせて最高の5億円を狙いたいという方も多いだろう。そんな「連番派」のために、長利氏は次のデータも用意してくれた。
「今年はブラジルのリオデジャネイロで夏季オリンピックが開催されました。夏季五輪開催年のオータムジャンボ宝くじは、必ず1等か2等に『18万台』が出現していますので、狙ってみてはいかがでしょうか?」
購入最終日まで、あとわずか。皆様の幸運を祈る。