5大ジャンボ宝くじの一つ、オータムジャンボが「ハロウィンジャンボ」と名称変更し、10月11日から発売される。前後賞合わせて最高5億円のビッグチャンスというのは昨年と変わらないが、今回は配当総額や当せん本数がアップ。当たりやすくなったこのチャンスを絶対に逃す手はない!
新名称「ハロウィンジャンボ宝くじ」は1等3億円が10本、前後賞1億円が20本(10ユニット発売時)と、ジャンボならではの爆発力を秘めながら、今年は1万円の「ハロウィン賞」が30万本加わるなど、当せんの期待値がアップしているという。宝くじアドバイザーの長利正弘氏が話す。
「昨年のオータムジャンボは、1ユニット(1000万枚)当たりの配当総額が14億990万円でしたが、新名称のハロウィンジャンボは14億3990万円に増額。昨年に比べて、2等1000万円の本数こそ減っていますが、3等100万円やハロウィン賞が加わるなど、的中のチャンスがグッと近づいています」
1ユニット当たり300万円の増額となれば、10ユニットで3億円のアップとなる。全国紙社会部記者がその背景を解説する。
「今、宝くじは過渡期に直面しています。12年以降、年間の売り上げは1兆円を割り続けていて、昨年度は約8500億円で、最盛期に比べて約25%も減少してしまった。そんな中、9月に東京都が2020年の東京五輪・パラリンピック大会経費のうち、都外での競技開催に伴う費用340億円について、宝くじの収益から財源を確保することで関係自治体と合意したと発表しました。そのためにも『身近で夢のある宝くじ』のイメージを復活させたい。その雰囲気作りもあり、法律で定められている『配当は50%まで』にできるだけ近づけて、当たりやすさを演出したいわけです」
運営側にとっては2等1000万円の本数や3等、特別賞の賞金額がここ数年の課題で、試行錯誤が続いている。所管の総務省にしても、
「例えば公営ギャンブルのように、スマホで24時間購入できるネット販売を検討するなど、ブーム再来に向けての企画案を検討しています」(前出・社会部記者)
となれば、このチャンスこそ、運だけに頼らず、バットを長く持って一発を狙ってみたいところだ。