ここまで偏りが見られると、今年も10万台の偶数を狙ってみたくなるが、長利氏は偶数の中でも18万台をオススメする。
「自民党総裁選の年に出た9本の内訳を見ると、ほぼ半分の4本が18万台と断トツです。次いで14万台の2本、10万台、12万台、16万台は各1本ですからね」
さらに、オータムジャンボの傾向として、「前年の1等か2等の10万台が翌年の1等か2等の10万台で出現する」という点に注目する。
「02年の2等の『19万台』が、翌年の1等で出現したのを皮切りに、これまでの15年間で11回もその傾向が見られます。昨年の2等が18万台というのも本命に18万台を推す理由です」
1等の当せん確率は1000万分の1と狭き門だけに、組番号も狙い撃ちといきたいところだ。
「組番号の十位は、偶数から選びたいですね。直近のジャンボ宝くじの1等を遡って見ていくと、サマーが『87組』、ドリームが『82組』、バレンタインが『25組』と、今年はずっと偶数で、昨年の年末ジャンボにしても『165組』で、十位は偶数。流れが止まるまでは偶数で推したいですね」
組番号の一位にしても、偶数が強い傾向にある。
「オータムジャンボが始まった01年から08年までは、奇数が優勢でした。ところが09年から一転して偶数の時代に突入。昨年まで9年連続で継続中です」
組番号は、十位も一位も偶数狙い。中でも長利氏の本命は「28組」だ。
「『自民党総裁選の年』に限って1等を見ていくと、組十位は『2』と『6』が2回でトップタイ。組一位は『8』が単独トップの4回、『6』が3回で続きます。したがって『28組』が本命、押さえで『68組』と『26組』を狙ってみようと思います」
また、安倍総裁が選出された06年、12年、15年は、1等の6桁番号に必ずラッキーセブンの「7」が登場していることも付け加えておこう。
読者諸氏の幸運を祈る。