10月22日投開票の衆院選に出馬せず「タレント転身」を表明している上西小百合衆院議員。
2012年12月の当選以降、“国会サボり疑惑”はじめ今年に入っても“くたばれレッズ発言”など様々な話題を振りまいてきた上西氏だが、いよいよタレントとしてデビューを果たす。
これまでも「サンデー・ジャポン」(TBS系)などいくつかのテレビ番組でインパクトを残してきた彼女だけに、タレント転身後も引く手あまたかと思いきや、業界内から手厳しい意見が聞こえてきた。
「先日の不出馬会見で『タレント転身』を明言したのは悪手だったとしか思えません」と語るのは広告代理店関係者だ。
「あの会見の後、各局で今後、彼女を番組に起用するリスクについて検討が進んでいるんです。で、あるキー局関係者の中には厳しすぎるのではと思うぐらいの扱いを訴える人間もいるんですよ」
上西氏に対する“厳しすぎる扱い”とは?
「あくまでもタレントとしては『出禁状態にすべき』という見解です。その理由は『国民の税金を使う議員の立場を利用して炎上騒動を繰り返し、知名度を高めた人を“タレント”として起用するのは社会通念上好ましくないのでは』ということ。スポンサーの中にも同様の見解を持っているところが複数あって、議員時代のようにテレビに出ることは極めて難しいのではないかと思います」
これまでに1億7000万円とも言われる税金が彼女に投入されていたことを考えれば妥当な扱いのようにも思えるが、さらにこの広告代理店関係者は「タレント・上西小百合」の今後について語る。
「視聴者からスポンサーに批判が殺到することが容易に予想でき『全局一斉出禁』の状態になることも十分にあり得る。“タレント”と自称しなければ、ここまでの事態にはならなかったのですが…」
「タレント・上西小百合」の行く手には大きな壁が立ちはだかっているようだ。
(白川健一)