秋GI戦線真っ盛り。先日、3歳クラシック3冠目となる秋華賞、菊花賞が終わったが、オークス、ダービー馬がともに不在。「馬よりも騎手を優先」するローテーションに、競馬ファンからは残念がる声が漏れ伝わってくるが──。
現在の競馬はC・ルメール(38)1強ムードだ。次から次へと、彼の元に有力馬が集まってきている。そのため、馬主や調教師は彼が乗れるように出走レースを調整。馬もそれに合わせて仕上げていくありさまだ。
その最たる例は、ほとんどの有力馬をルメールに乗せている藤沢和雄厩舎。今秋もダービー馬レイデオロを神戸新聞杯⇒JC、オークス馬ソウルスターリングは、毎日王冠⇒天皇賞・秋と使い分けし、ルメールが乗れるように図っている。
もちろん、新馬の有力馬もルメールに合わせて出走レースを調整している。
「藤沢師は、かつてオリビエ・ペリエ騎手と組んで、シンボリクリスエスやゼンノロブロイといった馬で黄金時代を築きました。それの再現を、残り4年の調教師生活でしたいようです。そして、日本の競馬にすっかり慣れたルメールなら、やってくれそうだと思っている。もはや『黄金コンビ』と言っていいでしょう」(スポーツ紙記者)
ルメールがもてはやされるのは、優れた騎乗技術によるものだが、馬主サイドのラブコールもひっきりなし。10月24日発売の「週刊アサヒ芸能」には、今後に尾を引きそうな乗り替わりや、ファンのブーイング。また、ルメールのいったい何がすごいのか? といったことが書かれている。
これから年末まで多くのGI戦が控えているので、馬券戦術の参考に、ぜひ!
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