まさに、不意を突く“攻撃”だった。11月29日早朝、北朝鮮が日本海に向けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射。高い角度で打ち上げて飛距離を縮める「ロフテッド軌道」によって、過去最高の高度4475キロに達し、およそ53分間飛行した後、日本の排他的経済水域(EEZ)内の日本海に落下した。すでに通常軌道で発射すれば米国全土を射程に収めており、1万3000キロ以上の飛行が可能と見られている。一触即発の事態に、同日行われたミズーリ州での演説でトランプ大統領は、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(33)について、
「ちびのロケットマン、彼は気味の悪い犬コロだ!」
と敵意を込めて皮肉ると、言葉だけではなく最大規模の圧力も強めている。12月4日から米韓合同軍事演習を開始。米国側は海兵隊ら1万2000人が参加し、最新鋭のステルス戦闘機など航空機230機を動員しているのだ。
それにしてもいったいなぜ、北朝鮮は核・ミサイル開発を執拗に続けるのか。その根底には“偉大なる指導者”である故・金正日総書記の知られざる「遺言」の存在があるという。公安調査庁関係者はこう明かす。
「正日氏は容体が悪化して命の危険が迫ってきたことを察知すると、みずからの後継者としての心構えを託すため、正恩氏を枕元に呼びました…」
詳しい全容は、この「遺言」を独占入手した12月12日発売の週刊アサヒ芸能12月21日号が報じている。はたして、死期を悟った金正日氏が息子に託した思いとは──。