まさかの事態に欅坂ファンは一時騒然となったようだ。
欅坂46が大みそかに放送された「第68回NHK紅白歌合戦」で、総合司会の内村光良との夢のコラボを披露するも、パフォーマンス終了後にセンターの平手友梨奈らがステージに倒れ込むアクシデントが発生した。
欅坂は後半戦トップバッターでキレキレのダンスナンバー「不協和音」を披露。その後、欅坂のファンであることを公言していた内村とコラボして、再度同楽曲のラストサビ部分をパフォーマンスしたが、明らかに平手に異常が見られ、ファンたちはハラハラした様子でパフォーマンスを見守った。結局、最後の決めポーズを決めた後には鈴本美愉、志田愛佳も倒れ、他メンバーたちに抱えられながら退場したという。
「3人は過呼吸のような状態だったといい、その後、待機していた看護師の診察を受け、体調は回復に向かったそうで、1日未明には欅坂の公式ツイッターに集合写真がアップされていますが、3人の元気な姿が確認できます。倒れた原因についてですが、披露したナンバーは激しいダンスが見どころの楽曲ですから、グループ単独での本パフォーマンスでエネルギーを使い切った後とあって、体に堪えたのでしょう」(アイドル誌ライター)
振り返れば、平手が昨年8月の全国ツアーの神戸公演のアンコールで倒れたのも「不協和音」のパフォーマンス後だった。
「ただでさえ、そういう記憶が強く印象付けられた曲であることに加えて、年末のハードスケージュールをこなし、疲労が蓄積されたところでの、独特の緊張感がある紅白のステージで気負う気持ちも負荷になったのかもしれません。また、平手の場合は以前からメンタル面を不安視されていた部分もありました。さらにはグループ単独の本パフォーマンスで平手が床に倒れ込む演出では、今までにないぐらいのすごい勢いで倒れ、『ゴツッ』という倒れた音をカメラが拾っていましたが、あのシーンもヒヤッとしましたね」(前出・アイドル誌ライター)
当然ファンからも倒れたメンバーたちには心配の声が寄せられていたが、それと同等にグループ単独のパフォーマンスの出来を称賛する声も多数見られている。
「『不協和音』は昨年の夏以降、披露することが少なかったということもありますが、サビでの平手のセリフ『僕は嫌だ!』も魂が楽曲に憑依したかのように、今まで貯めていたエネルギーを一気に解放されたような感覚がありました。2017年イチの出来といっていいほどの鳥肌もののみごとなパフォーマンスでした」(前出・アイドル誌ライター)
突発事態にも見舞われたが、アイドルとは思えないド迫力のパフォーマンスは多くの人々に衝撃を与えたことは間違いなし。18年は世間の注目もようやく追いついてきて、とんでもない飛躍を遂げそうな予感だ。
(石田安竹)