スポーツ

清宮幸太郎“新人合同自主トレ”「アホバカ狂騒曲」(3)熾烈なポジション争い勃発

 自主トレ期間中の練習内容は、午前中にランニングメニューやキャッチボールなどチーム全体での練習。午後からはウエートトレーニングというものだが、清宮は居残りでロングティーというメニューにも励んでいる。斜め前方の至近距離から軽くトスしてもらった球を遠くへ飛ばす練習だ。

「緩い球を遠くへ飛ばすためには、体全体を使って大きくスイングすることが求められる。長距離打者にとっては必須とも言えるメニューです。中田翔(28)のロングティー練習を見れば、その打球の迫力に驚きますよ」(スポーツライター)

 いきなり中田と比べるのは酷かもしれないが、清宮のロングティーもなかなかのもの。10球に1球くらいの割合で柵越えを放つ日もあった。本人も高校時代からこの練習を好んでいたそうで、「打球の飛距離をしっかり確認できる」と話している。

 守備練習では、これまでのところ、高校時代に使い慣れたファーストミットではなく、普通の内野手用グラブを使っている。栗山英樹監督(56)も、投手以外の全ポジションを試す意向を示しているだけに、今後どのポジションで起用されるかにも注目が集まる。

 清宮本人も「高校時代、三塁手のエラーで負けてしまった試合もある。三塁の守備というのはそれだけ重要だと思います」と口にし、三塁を含む複数ポジションへの挑戦に意欲を見せているのだ。

「将来的にメジャー挑戦を見据えているのなら、一塁しか守れないとなるとかなり厳しい。三塁や外野を守れるのに越したことはありません。栗山監督も、清宮の将来を見越して、幅を広げてやりたいと考えているのでしょう」(前出・スポーツライター)

 清宮の複数ポジション挑戦は、チームメイトにとっても他人事ではない。一塁手のままなら中田が、三塁手転向ならレアード(30)が指名打者に回る可能性が浮上する。しかも、今季から加わる新助っ人のアルシア(26)もポジションは外野か指名打者。清宮がもし外野に回っても、熾烈なポジション争いが待っている。

「不動のセンターである西川遥輝(25)以外は安閑としていられません。昨季、6月に腰痛でリタイアするまで打率4割をキープした近藤健介(24)ですら、外野から入団時のポジションである捕手での出場に意欲を見せているほどです」(前出・スポーツライター)

 はたして競争激化でチーム力が向上するのか。いずれにせよ、スーパールーキーが今季の日本ハムの浮沈の鍵を握りそうだが、清宮のプロ野球人生はまだ始まったばかりなのである。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
4
段ボール箱に「Ohtani」…メジャーリーグMVP発表前に「疑惑の写真」流出の「ダメだ、こりゃ!」
5
巨人が手ぐすね引いて待つ阪神FA大山悠輔が「ファン感謝デー」に登場する「強心臓」