全国各地でインフルエンザが猛威を振るっている。厚生労働省は1月10日、全47都道府県においてインフルエンザの発生数が増えたと発表。国立感染症研究所によると山形を除く46の都道府県で、警報もしくは注意報が発令されているという。この蔓延がエンタメ業界にも大きく影響しているというのだ。
「横浜DeNAベイスターズでは、新人合同自主トレに参加していた選手がA型を発症したため、11日に開催されるプロ野球の新人選手研修会で新人選手10人全員の参加を中止すると発表。アイドルグループ『転校少女歌撃団』ではメンバー7人中4人が発症または感染の疑いにより、11日に予定していた定期公演を中止しました。野球選手やアイドルは集団行動を余儀なくされるため、今後も同様のケースが増える可能性もあります」(週刊誌記者)
インフルエンザに感染した子供の場合、学校保健安全法の定めにより発症から5日、かつ解熱後2日を経過するまでの間、登校が停止される。だが大人には法的指針はないため、感染中にも職場に行くケースは少なくない。それがこの1月期のドラマに悪影響を及ぼすかもしれないというのである。
「今クールは広瀬すず主演の『anone』(日本テレビ系)や芳根京子主演の『海月姫』(フジテレビ系)、そして木村拓哉主演の『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)といった話題作が目白押し。もしその主役たちがインフルエンザに感染しようものなら、脚本の大幅な書き直しは必至でしょう。12月28日の『日刊スポーツ映画大賞』では竹内涼真がインフルエンザ感染で欠席したばかり。10月期の出演ドラマ『陸王』(TBS系)への影響はなかったようですが、タイミング次第では竹内抜きの最終回になっていた恐れもあったわけです」(テレビ誌ライター)
もし今期のドラマで「この展開、不自然じゃないか?」という場面があったら、主要キャストにインフルエンザ感染者が出た可能性を疑ってみるべきなのかもしれない。
(金田麻有)