週刊文春に、看護師との不貞疑惑を報じられたことについての釈明と引退を表明した、1月19日の小室哲哉の記者会見。会見のきっかけとなった“文春砲”の賛否や是非についても、話題を呼ぶ形になったが、別の観点で、身につまされたという男性も多いという。特に「普通の男性としての能力というのがなくて…」という発言は衝撃的で、還暦を目の前にした中年男性からは悲壮感漂うコメントが相次いでいる。
「中年期に入ると今までできていたことができなくなる。今後の人生についても考える時期で、些細なことで落ち込むことがあります。そんな時期に小室さんは難聴やC型肝炎を患い、一人で立ち向かわないといけなかった。独身の自分としてはいろいろと考えさせられました」(自営業/50代)
小室のメンタルを心配する声も少なくないが、昨年の小室のツイッターに、すでにSOSは出ていたようだ。例えば昨年10月には〈すこし自分、寂しそう。たくさん、笑いたいときもある。家から歌声が消えて6年かあ。毎日、一喜一憂の人生。みんなも、きっと同じ。夢のかけら、落とさぬ様に〉とツイートしているが、落ち込む自分を必死に叱咤激励しているように見える。
また、昨年の8月は〈日にちが変わって、桂子の誕生日になりました。桂子がKEIKOの気分がなるのは月3日ほどですが、チャンスを逃さず意欲日として有効に活用できたらと〉とKEIKOの深刻な病状も匂わせている。この「意欲日」というのが、小室自身の何らかの“意欲”も示しているようにも思われるが…。
「小室さんには仕事もあって仲間もいる。でも親身になって寄り添ってくれる家族はいなかった。孤独だったと思います。小室さんが献身的にKEIKOさんを看病していたことを知っているだけに、今回の“不貞疑惑”をどうしても責めることはできません」(女性週刊誌記者)
小室のような成功者でも人生、何があるかわからない。せめてKEIKOの回復を祈るばかりだ。
(笠松和美)