元横綱・日馬富士の暴行事件に始まり、立行司のハラスメント騒動、現役力士の「無免許運転」とスキャンダルが続く相撲界。かつて貴乃花親方と同部屋でシノギを削った元関脇・貴闘力はこの現状をどう見るか──。本誌だけに緊急激白した。
「復活はないと思う。今の状況を見ると無理かもしれない」
貴闘力がまず槍玉にあげるのは、先の初場所を6日目から休場し、これで5場所連続休場となった日本人横綱・稀勢の里(30)だ。だが、厳しい言葉は期待と愛情の裏返しでもある。
「ずっと応援しているんですよ。私はずっと前から言い続けていました。稀勢の里の相撲を見ると、持っているものを全部出そうという意気込みが伝わってくる。そうやって完成させていった相撲に大きな感動をもらいました。だから応援したくなる。稀勢の里が本当に好きだから、多少はキツいことも言いたくなるんです」
話題は同じく初場所を休場した横綱・白鵬(32)に及ぶ。昨年の九州場所では「物言い」とも取れる行動を起こし、優勝インタビューでは「万歳三唱」を行なった。いずれの言動についても相撲協会から厳重注意処分を受けている。
「白鵬が(元横綱の)朝青龍(37)のように、何かと問題が取り沙汰されているけど、正直、よくわからない。そんなの本人に聞けばいいじゃない。ただ、これだけは言えるよ。すぐ近くに戒めてくれる人がいないとダメだよね。目の上のタンコブじゃないけど、ふだんからガミガミ言ってくれる人がいないと。私の場合はこっそり博打をやっていたけどね(笑)。『人は易きに流れる』とよく言うでしょう」
1月29日発売の「週刊アサヒ芸能」に掲載された激白インタビューでは、白鵬との「対立関係」が取り沙汰される貴乃花親方についても言及。現役時代のエピソードを振り返るとともに、昨今起きた相撲界のスキャンダルをブッタ斬っている。相撲ファン注目のガチンコ記事といえるだろう。