いよいよ目前に迫った九州場所。期待された日本人横綱が休場続きとあって、「強い横綱が見たい」というファンの願いは募るばかりだが‥‥。取材を進めると、深刻なケガの具合から若手力士との“因縁”まで、驚愕の「バクダン情報」をキャッチ。土俵の熱戦を盛り上げる禁秘ネタを「待ったなし」で大公開!
3横綱1大関が不在で、おまけに優勝力士が11勝という「低レベル」の争いで盛り上がりに欠けた秋場所。12日に初日を迎える九州場所では、歴代最多優勝の記録を持つ白鵬(32)に期待が寄せられている。
白鵬は全休した秋場所中に、2年連続となる「断食」を敢行した。期間は昨年よりも1日多い4日間。水以外は口にせず、体重を145キロにまで落としたという。相撲関係者が言う。
「痛みを抱える左ヒザへの負担を軽くすることと、体内の毒素を抜く、いわゆるデトックス効果が目的と言われています。この絶食で、10キロも体重を落としましたが、後半から参加した巡業での様子を見るかぎり、体の張りは戻っています」
すでに体重は150キロ台にまで回復し、準備万端のようだ。相撲キャスターの銅谷志朗氏が語る。
「長年、大相撲を担当していますが、断食して体調がよくなったなんて話は初めて聞きました。他の力士がマネしたら体調を崩しかねません。柔軟な筋肉の持ち主と言われる白鵬だからこそできる調整法でしょう」
39回目の優勝を果たした名古屋場所のような「強い横綱」が見られそうだが、
「白鵬は前人未到の40回の優勝を成し遂げることが目標となっていますが、あまり簡単に到達しても、モチベーションを失い、引退の引き金になりかねません。つまり、無理をせず、チャンスが到来すればそれを引き寄せるという土俵が続くでしょう」(前出・銅谷氏)
その先に見据えているのが、3年後の五輪イヤーだ。
「開会式では横綱の土俵入りをしたい」
と周囲に公言していたが、勝ちより現役続行を優先させる相撲では、いつ足をすくわれてもおかしくない。そんな白鵬が抱えるバクダンが、「弟子問題」だ。
「白鵬は九州場所で幕下デビューを飾る炎鵬を含む3人の後輩力士を『内弟子』と言ってかわいがっています。しかし、そもそも『内弟子』というのは、将来独立を目指す現役力士や部屋付き親方が預かる弟子のこと。現時点ではモンゴル国籍で親方になる条件を満たさない白鵬に、『内弟子』を語る資格があるのか。本来なら『弟弟子』と言うべきで、協会内部からも批判の声が上がっています」(前出・相撲関係者)
「親方気取り」で面倒を見る3人の弟弟子が、新たな騒動の火種にならないことを祈るばかりだ。