2月1日のキャンプイン。プロ野球選手にとっての「元旦」と呼ばれるこの日、中日の松坂大輔投手が春季キャンプ地の沖縄・北谷で背番号99をお披露目した。
チームメイトとともにランニングする写真が公開されると、一緒に写っている助っ人外国人・ビジエドと変わらない体格。手前を走る又吉克樹とはかなり“線の太さ”に差がある。これには、野球ファンもすぐさまネット上で反応。かつて、メジャー含む複数球団を渡り歩き、晩年、中日に育成選手として“拾われた”中村紀洋と同じ背番号なだけに「ノリさん?」「長距離打者か」と冷やかしのコメントが書き込まれた。
それでも、3年間所属していたソフトバンク時代よりは、体が絞れているのか、「一時期よりはマシになった?」というコメントに対しては、「黄色いユニフォームが青になった(からそう見える)だけ」と、1枚の写真を巡ってファン同士も盛り上がっている。また驚くべきは、ファンよりもはるかに多い人数の報道陣。改めて注目度の高さを見せつけている。
「話題のルーキー、清宮幸太郎の日ハムはアリゾナキャンプなので、松坂のほうに取材が集中したというのもあると思いますが、腐っても“怪物”という貫禄はありますね。松坂の獲得がなければ、中日のキャンプにこれほど報道陣が殺到することもなかったでしょうし、親会社の中日スポーツは、毎日のように松坂で1面を作っていますから。すでに、『1500万の(年俸の)モトは取った』と言われているほど。ソフトバンク1年目の時も、レプリカユニフォームだけは相当売れたらしいですが、この報道の過熱ぶりを見ると、今回も相当売れると見込まれています」(スポーツライター)
入団テストに向けて、アメリカでハイペース調整を行ったことを鑑み、森繁和監督からは「ペースダウン」も了承済み。ふたたび一軍のマウンドで輝く姿を期待できるのだろうか?
「松坂の全盛期のスゴさはファンの脳裏に焼き付いていますから、懐疑的に見ている人がいたとしても、それは、期待の裏返しなのかも知れません。ただ、活躍された日には3年間で12億円も払ったソフトバンクはたまらないでしょうが」(前出・スポーツライター)
松坂が、3月30日に迫る開幕までの「主役」であることは間違いなさそうだ。